デジタル大辞泉 「おっつかっつ」の意味・読み・例文・類語 おっつ‐かっつ ﹇形動﹈︽﹁おつかつ︵乙甲︶﹂、また﹁お︵追︶っつすが︵縋︶っつ﹂の音変化かという︾ほとんど差がつけられないさま。優劣の差がないさま。また、時間などの差がないさま。おつかつ。﹁二人の力量はおっつかっつだ﹂﹁父と母はおっつかっつに外出した﹂ [類語]互角・伯仲・五分五分・拮(きっ)抗(こう)・どっこいどっこい・とんとん・同じ・五(ご)分(ぶ)・対等・匹敵・比肩・伍する・フィフティーフィフティー・相半ばする・肩を並べる・負けず劣らず・勝るとも劣らない・並び立つ・等しい・同一・等価・同等・いずれ劣らぬ・似たり寄ったり・並ぶ・団(どん)栗(ぐり)の背(せい)比べ・双(そう)璧(へき)・ちょぼちょぼ・甲乙付け難い・雁行・一進一退・鍔(つば)競(ぜ)り合い・竜虎相(あい)搏(う)つ・追いつ追われつ・抜きつ抜かれつ・競り合う・せめぎ合う・攻防・一歩も引かぬ・同列・同級・等し並み・同席・同位・均等・一律・一様・イコール・元元・符合・合致・一致・吻(ふん)合(ごう)・整合・暗合・該当・適合・適応・相当・即応・順応・対応・照応・同質・等質・見合う・当てはまる・一緒・同前・同然・同上・同類・共通・同様・そのまま 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「おっつかっつ」の意味・読み・例文・類語 おっつ‐かっつ (一)〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( ﹁お︵追︶っつすが︵縋︶っつ﹂、または﹁おつかつ︵乙甲︶﹂の変化したものという ) 差異が少なくほとんど程度が同じであるさま。 (二)① ほとんど同時であるさま。遅速の差がほとんどないさま。 (一)[初出の実例]﹁毎年はつ鰹と我は、おっつかっつに江戸へ出、吉原といふ名所を詠(ながめ)る﹂(出典‥咄本・近目貫︵1773︶宇治川) (三)② 優劣がないさま。まさりおとりがないさま。同じ程度。 (一)[初出の実例]﹁見ると年頃は十七八、雪江さんと追っつ返っつの書生である﹂(出典‥吾輩は猫である︵1905‐06︶︿夏目漱石﹀一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例