適応(読み)テキオウ

デジタル大辞泉 「適応」の意味・読み・例文・類語

てき‐おう【適応】

[名](スル)
その場の状態・条件などによくあてはまること。「事態に適応した処置」「能力に適応した教育」
生物が環境に応じて形態や生理的な性質、習性などを長年月の間に適するように変化させる現象。
人間が、外部の環境に適するように行動や意識を変えていくこと。「適応障害」「過剰適応
[類語]適合該当相当即応順応対応照応慣らす等しい同然同断同様一緒符合合致一致吻合ふんごう整合暗合同質同列同等等質見合う当てはまる元元対等同級等し並み同席同位同じ同一等価均等一律一様イコール互角五分相当伯仲五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん匹敵比肩伍する相半ばする肩を並べる勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べ双璧ちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ同前同上同類共通そのまま

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精選版 日本国語大辞典 「適応」の意味・読み・例文・類語

てき‐おう【適応】

 

(一)  
(二) (  ) 
(一)[]︿(1875)
(二)(1917︿)
(三) 
(一)[](1926︿)
(四) 1888
(五) 調
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「適応」の意味・わかりやすい解説

適応
てきおう
adaptation


()


適応の科学




 調


適応観の論拠


SDSDSDSDSDSD

 

 


心理学的適応




 (1)()(2)(3)(4)調



1119571956

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改訂新版 世界大百科事典 「適応」の意味・わかりやすい解説

適応 (てきおう)
adaptation


︿

 

 

 51050

 

 調

 使


適応 (てきおう)
adjustment


調調frustration

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百科事典マイペディア 「適応」の意味・わかりやすい解説

適応【てきおう】

生物学用語。生物の形質に,その環境の下で生活するのに適した遺伝的な変化が起きること。たとえば,草原を走る草食獣に細長いひづめや長いあしが発達し,多くの水中脊椎動物にひれが発達することなど。人間が訓練によってある特定の器官の機能を発達させるのは,1代限りの非遺伝的な順応で,適応とは呼ばない。あらゆる生物集団は,環境要因の圧力が生活様式に及ぼす自然淘汰を通じて,環境に適応した遺伝的形質を進化させると考えられる。同一の祖先に由来する動物群が,異なった環境に進出するとき,その生活様式の違いに応じて著しい形態的分化を起こす。これを適応放散と呼ぶ。オーストラリア大陸における有袋類の適応放散は最も典型的な例。
→関連項目進化

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「適応」の意味・わかりやすい解説

適応
てきおう
adaptation; adjustment

 
 adaptation adjustment maladjustment  
 



adaptation; adjustment

 
調  

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普及版 字通 「適応」の読み・字形・画数・意味

【適応】てきおう

順応する。

字通「適」の項目を見る

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栄養・生化学辞典 「適応」の解説

適応

 馴化,順応ともいう.外的条件の変化に応じて生体が順応する現象.

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世界大百科事典(旧版)内の適応の言及

【文化】より




 

【感覚】より

…一次求心繊維の放電頻度の時間経過をみると,一定の大きさの刺激を持続的に与えているにもかかわらず,しだいに低下してくる。この現象を順応adaptationという。これに相当する現象はすでに受容器電位(または起動電位)にも起こっていることが確かめられている(図2)。…

【シナリオ】より

…チャップリン,ロイド,キートンらの喜劇も最初はシナリオを使わず,むしろギャグのアイデアを書くだけのもので,シナリオライターというよりはいわゆるギャグマンあるいはギャグライターにすぎなかった(例えばフランク・キャプラ監督はハリー・ラングドンの喜劇のギャグマンから出発した)。しかし,映画が長尺になり,劇的な内容をもつに従がって,シーンを順に追ってストーリーを構成するシナリオの重要性が認識され,やがて映画製作の職能的分業化が進み,さらに〈文芸作品〉の映画化が盛んになるにつれて〈adaptation〉(脚色,アダプテーション,すなわち映画向きに改作すること)が映画製作の出発点になり,脚本は絶対必要条件として主要な撮影所には〈脚本部〉が設置され,シナリオの理論的探究も始まった。トーキーの時代を迎えると,サイレント映画の字幕に代わる台詞(dialogue)の問題が生じ,劇作家や小説家が映画のシナリオに参加するようになり,シナリオの重要性が改めて強調されたが,そのために,いきおいせりふが多くなって,サイレント時代に完成された純粋に視覚的な映画演出の基盤がくずれ,映像よりもことばに頼る傾向が強くなり,〈映画芸術〉の発達を遅らせる結果になったことも事実である。…

【順応】より

…たとえばメダカなどの淡水魚が徐々に塩水になれて,最終的に海水でも生活できるようになる塩分順応,高温や低温で飼育された動物が,それぞれ高温や低温に強くなる温度順応,空気の希薄な高地に数日~数週間滞在すると血中ヘモグロビンが増加し,肺や心臓の機能が調整されて平常に近い活動ができるようになる高度順応など,さまざまの環境要因にたいする順応がある。一般には非遺伝的な適応adaptation現象であって多くは可逆的変化である。実験的に特定の環境条件を変化させたときに生じる順応(順化)acclimationにたいして,季節や地理的条件などの違いによる自然環境下でみられる順応を気候順化acclimatizationという。…

【順化】より

…馴化とも書く。広い意味では環境への適応あるいは順応と同義で用いられる場合もあるが,ふつう生物学用語としては,適応がかなり長い時間経過の間に,形態や生理が変化し固定されることをいうのに対して,順化は,せいぜい数週間以内で生理機能を環境にうまく合わせることをいう。環境に対する生体の反応は時間の短いほうから順に,反応―順応―順化―適応というが,互いに重なり合った概念でもあり,あいまいな使われ方をする場合が多い。…

【順応】より

…たとえばメダカなどの淡水魚が徐々に塩水になれて,最終的に海水でも生活できるようになる塩分順応,高温や低温で飼育された動物が,それぞれ高温や低温に強くなる温度順応,空気の希薄な高地に数日~数週間滞在すると血中ヘモグロビンが増加し,肺や心臓の機能が調整されて平常に近い活動ができるようになる高度順応など,さまざまの環境要因にたいする順応がある。一般には非遺伝的な適応adaptation現象であって多くは可逆的変化である。実験的に特定の環境条件を変化させたときに生じる順応(順化)acclimationにたいして,季節や地理的条件などの違いによる自然環境下でみられる順応を気候順化acclimatizationという。…

※「適応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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