食の医学館 「その他の乳製品」の解説 そのほかのにゅうせいひん【その他の乳製品】 乳製品といえばバターやチーズがおなじみですが、ほかにも以下のような、さまざまな種類があります。 ◇生クリーム‥‥牛乳に含まれる脂肪分を遠心分離機にかけて濃縮したあと、殺菌処理したもの。料理やソースに加えてコクをだしたり、ケーキの飾り付けに使うのが一般的。 ◇サワークリーム‥‥生クリームを乳酸発酵させたもの。酸味とコクがあり、ロシア料理に多用される。 ◇脱脂粉乳︵スキムミルク)‥‥牛乳から脂肪分を取り除いた脱脂乳を乾燥し、粉末状にしたもの。各種の乳製品の原料に広く使われる。 ◇練乳‥‥牛乳の水分を蒸発させて30~50%に濃縮したもの。糖分を加えたコンデンスミルクと無糖のエバミルクがある。コーヒーや紅茶に加えたり、イチゴなどのフルーツにかけて食べるのが一般的。 ◇アイスクリーム‥‥牛乳に糖分、香料、たまご、安定剤などを加え、空気を含ませながら凍らせたもの。 これらの乳製品は牛乳同様、たんぱく質や脂肪、カルシウム、ビタミンA、B2などに富んでいるのが特徴。とくに脱脂粉乳は、ビタミンAには欠けるものの、たんぱく質や各種のミネラル、ビタミンB2を豊富に含む、すぐれた栄養食品です。 一方、生クリームやサワークリームはビタミンAが豊富ですが、動物性脂肪が多く高カロリーなので、とりすぎは肥満やコレステロールの増加を招きます。また、コンデンスミルクやアイスクリームも糖分があるので、とりすぎは禁物です。 出典 小学館食の医学館について 情報