エジソン(読み)えじそん(英語表記)Thomas Alva Edison

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エジソン」の意味・わかりやすい解説

エジソン(アメリカの発明家)
えじそん
Thomas Alva Edison
(1847―1931)

アメリカの発明家。生涯の特許は1300件を超え、最後の発明王とよばれる。

少・青年時代


Samuel Ogden Edison Jr.18041896373退1218621869使

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蓄音機と電灯


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事業家として

1887年彼の実験所はウェスト・オレンジに移った。ここでは45~60人の所員が彼の発明に協力し、当時世界最大の研究開発機関となった。1888年に蓄音機の改良、1891年に映画の撮影機・映写機、1891~1900年に磁力選鉱法、1900~1910年にエジソン蓄電池などが次々と発明された。しかしエジソンの会社は、電灯の特許権をめぐる訴訟で多額の費用を失い、あげくに彼は会社から締め出された。電灯の訴訟には勝ったが、電力輸送の将来について高圧交流方式の有利さを見抜けなかったのは彼の失敗である。

 第一次世界大戦にアメリカが参戦してから、一時事業をやめて海軍顧問会議の会長となり、軍事技術の課題に没頭した。戦後ふたたびウェスト・オレンジに戻り、ゴム代用植物の探究などに力を注ぎ、死ぬまで仕事を続けた。

[山崎俊雄]

創造への信条


991()

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1962

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