カスパル(英語表記)Caspar Schaemberger

改訂新版 世界大百科事典 「カスパル」の意味・わかりやすい解説

カスパル
Caspar Schaemberger


1649-512-416431647使使

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朝日日本歴史人物事典 「カスパル」の解説

カスパル

 
1706.4.4(1706.4.4)
1623.9.11
,2(1649)9,421,1017(),<参考文献>W.(363),(374)  
()
 

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「カスパル」の解説

カスパル Caspar

 
?? 
()19(1734),(1624-44)()()  

カスパル Caspar Schamberger

1623-1706 ドイツの医師。
1623年9月11日ライプチヒ生まれ。慶安2年(1649)来日し,長崎出島のオランダ商館付医師として3年まで滞在。この間,商館長の江戸行きにしたがい約10ヵ月とどまる。江戸,長崎滞在中に河口良庵らに医学をおしえ,その治療法はカスパル流外科としてひろめられた。1706年4月4日死去。82歳。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カスパル」の意味・わかりやすい解説

カスパル
Caspar, Schamberger(Schambergen)

オランダの医師。慶安2 (1649) 年オランダ東インド会社の商館付き医師として来日。特使 A.フリシウスに従って江戸参府を行い,日蘭関係改善のため,砲手ユリアーン・スヘーデルとともに約 10ヵ月江戸にとどまり,医術を教えた。そのとき教えた医術がカスパル流外科と呼称され,のちにいくぶん改変されたが,幕末まで伝承された。

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世界大百科事典(旧版)内のカスパルの言及

【手術】より

…そして,これが現在の日本の西洋医学の基礎ともなった。1649年(慶安2)出島に到来したオランダの医師カスパルはフランスの外科医パレの医学を伝えたが,彼の教えた医学はカスパル流外科として知られる。 1774年(安永3)に杉田玄白,前野良沢らによってクルムスJ.A.Kulmusの解剖書を翻訳した《解体新書》が刊行されたが,それから31年後の1805年(文化2),華岡青洲は曼陀羅華(まんだらげ)(チョウセンアサガオ)を主とした麻沸湯による全身麻酔下での乳癌手術に成功している。…

※「カスパル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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