デジタル大辞泉 「規矩」の意味・読み・例文・類語 き‐く【規×矩】 1コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。 2 考えや行動の規準とするもの。手本。規則。 ﹁詩歌といい、舞踏といい、皆それぞれに―をそなえて﹂︿逍遥・小説神髄﹀ 3 ﹁規矩術﹂の略。 [類語]手本・模範・規範・モデル・典型・範・鑑・亀鑑 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「規矩」の意味・読み・例文・類語 き‐く【規矩】 (一)〘 名詞 〙 (二)① コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。 (一)[初出の実例]﹁規矩は、円する者は分廻しするぞ。四方にするは金ぞ﹂(出典‥清原国賢書写本荘子抄︵1530︶三) (三)② 動作などが規則正しく行なわれること。 (一)[初出の実例]﹁博帯繞レ身。規矩之歩継レ踵﹂(出典‥本朝文粋︵1060頃︶三・弁耆儒︿大江挙周﹀) (四)③ ( ━する ) 規準とするもの。規則、手本など。また、規準とすること。 (一)[初出の実例]﹁羣豪時有二退蔵一。五色即垂二規矩一﹂(出典‥本朝文粋︵1060頃︶一・視雲知隠賦︿大江以言﹀) (二)﹁持戒梵行は、すなはち禅門の規矩なり、仏祖の家風なり﹂(出典‥正法眼蔵︵1231‐53︶弁道話) (五)④ =きわり︵木割︶③ 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例