デジタル大辞泉 「コロンバス」の意味・読み・例文・類語 コロンバス【Columbus】[地名] 米国オハイオ州中部の都市。同州の州都。シオートー川沿いに位置し、メキシコ湾に通じる河港をもつ。自動車、航空機、電子機器などの工場が集まる工業都市。コロンバス美術館、オハイオ州立大学、空軍基地がある。 米国インディアナ州南部の都市。インディアナポリスの南東約65キロメートル、フラットロック川沿いに位置する。E=サーリネンによる教会や邸宅、I=M=ペイによる図書館など、著名な建築家が設計した近代建築が多い。 コロンバス(Columbus) 国際宇宙ステーションの一部を構成する欧州の実験棟。ESA(欧州宇宙機関)が開発し、2008年に打ち上げられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「コロンバス」の意味・わかりやすい解説 コロンバスColumbus アメリカ合衆国オハイオ州の州都。人口73万0657︵2005︶,大都市域人口139万︵1992︶。オハイオ州の政治的中心として,州のほぼ中央部に1812年に建設された。サイオート川沿いにあり,ナショナル・ロード,オハイオ・エリー運河など交通の便に恵まれ,周辺農村向けの商工業中心地としても栄えた。とくに自動車時代以前には,馬車や荷車の生産が盛んであった。現在のおもな産業として航空機・自動車部品,電子機器などがある。しかし,当市はあくまでも州の政治的・文化的中心で,州議事堂,オハイオ州立大学をはじめ,オハイオ歴史博物館,オハイオ村︵19世紀のオハイオの村を再現したもの︶などがある。市の北東郊のウェスタービルには20世紀初頭,酒場反対同盟の全国本部がおかれた。 執筆者‥岡田 泰男 コロンバスColumbus アメリカ合衆国インディアナ州の都市。人口3万0292︵1980︶。インディアナポリスの南,約60kmの地点にあり,自動車部品生産が主たる産業。また,近代建築の町として有名で,1930年代後半,E.サーリネン設計のファースト・クリスチャン・チャーチ︵1942完成︶建設に始まり,その後,G.E.サーリネンなどの世界的に有名な建築家が次々と近代的デザインの建物を設計・建築し,その数は40以上にのぼっている。 執筆者‥岡田 泰男 コロンバスColumbus アメリカ合衆国ジョージア州西部の工業都市。人口18万5271︵2005︶。同州第2の都市で,チャタフーチー川の遡航の終点に位置し,メキシコ湾とつながる河港でもある。綿織物,食品加工,製材,化学製品,家具,医療用機器などの工業が盛んである。1850年代に鉄道が開通するまでは河港として栄えていたが,20世紀の初めに水力発電による動力を利用するようになってから工業が発達した。 執筆者‥菅野 峰明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
百科事典マイペディア 「コロンバス」の意味・わかりやすい解説 コロンバス 米国,オハイオ州の州都。クリストファー・コロンブスにちなんで命名された。農産加工・金属・機械工業が盛ん。交通の要地。オハイオ州立大学(1870年創立)のほか11の大学を擁する文教都市。78万7033人(2010)。→関連項目オハイオ[州] 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報