セーラー服(読み)セーラーフク

デジタル大辞泉 「セーラー服」の意味・読み・例文・類語

セーラー‐ふく【セーラー服】

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精選版 日本国語大辞典 「セーラー服」の意味・読み・例文・類語

セーラー‐ふく【セーラー服】

 

(一)  
(二) 
(一)[]()(192930︿)
(三) 
(一)[](1936︿)


(1)
(2)()=

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改訂新版 世界大百科事典 「セーラー服」の意味・わかりやすい解説

セーラー服 (セーラーふく)


sailorV18192018571919403綿18725︿1

 186420188085119191923

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セーラー服」の意味・わかりやすい解説

セーラー服
セーラーふく

日本ではセーラーブラウスとセーラースーツの2通りの意に用いられる。前者はもとイギリス,アメリカの海軍少尉候補生,海軍兵学校生徒の服装。一般に白の厚手綿ツイル,または密な綿布で仕立てられた,ゆったりしたオーバーブラウスで,うしろに垂れ下がった濃紺のウールの角襟 (セーラーカラー) に,2本ないし3本の白い綿のブレード飾りがある。ミディブラウスともいう。セーラースーツは,これに長ズボン,半ズボンまたはスカートを組合せたもの。 1850年代イギリスのビクトリア女王の王子の通学服にこのデザインが応用された。その後アメリカの一般の学校やスポーツ選手の制服に取入れられ,また婦人服にも 1910~20年代には,スカートと組合せたものが流行した。日本では 1918年前後に女学生の制服として導入され,冬用は紺,黒,えんじのサージ製,夏用は厚手綿布製のものが,サージのプリーツスカートとともに普及した。そのほかにもこのスタイルの特異性は種々に応用され,婦人服デザインの源泉にもなっている。

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百科事典マイペディア 「セーラー服」の意味・わかりやすい解説

セーラー服【セーラーふく】

水兵・水夫の軍服や,それをまねた婦人・子ども服。背に幅の広い角形の衿(えり)をたらし,三角の布を衿の下に通して前で結ぶ。1857年にイギリス海軍の制服とされ,1872年には日本でも正式に採用された。1864年にイギリスのエドワード王子が用いたことから子ども服として流行し,20世紀初頭から女子学生服として広まった。日本では欧化熱のさかんだった1880年代に上流階級の子ども服となり,1885年に,のちの大正天皇が着用してから普及し,1930年代からはスカートと組み合わせて女学生の制服として多く用いられている。
→関連項目制服ブレード

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「セーラー服」の意味・わかりやすい解説

セーラー服
せーらーふく
sailor suit


V1920


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世界大百科事典(旧版)内のセーラー服の言及

【学生服】より

…だがこの洋装化は短期間で終わり,90年代前半には和服に復帰し,体操の必要から独特の女袴が開発され,それが20世紀初頭から高等女学校,女子師範等の制服として普及した。運動服としてセーラー服型は1906年文部省から府県に通知されたが,服装の民族性を配慮した植民地の学校や国内のキリスト教主義学校を除いて,〈婦徳〉養成の観点から和服への執着が続いた。しかし関東大震災(1923)の経験から和服の非機能性が問題視され,30年代ころから運動服としてのセーラー服型が女子用通学服として制服化されるに至った。…

※「セーラー服」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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