トラコーマ(英語表記)Trachoma

デジタル大辞泉 「トラコーマ」の意味・読み・例文・類語

トラコーマ(trachoma)

 
 

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精選版 日本国語大辞典 「トラコーマ」の意味・読み・例文・類語

トラコーマ

 

(一)   ( [] trachoma ) 
(一)[](1941)
 

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六訂版 家庭医学大全科 「トラコーマ」の解説

トラコーマ
Trachoma
(感染症)



 

 ()()191020

 ()


 4



 512()()()()()()

a

 33

b

 



 ()()



 


 


 

 

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改訂新版 世界大百科事典 「トラコーマ」の意味・わかりやすい解説

トラコーマ
trachoma




 1907Stanislaus Joseph Mathias von Prowazek1875-191537-411

 1 562 pannus3 4 

 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トラコーマ」の意味・わかりやすい解説

トラコーマ
とらこーま
trachoma


Trachom()Chlamydia trachomatisProwazekpannus()()()()()


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百科事典マイペディア 「トラコーマ」の意味・わかりやすい解説

トラコーマ

トラホームとも。東南アジア,中近東,アフリカなどに広くみられるクラミジア・トラコマスの感染による伝染性の慢性結膜炎。かつて日本にも多かったが最近は少なくなった。急性に発症することもあるが次第に慢性型に移行する。初め軽度の炎症と異物感があり,結膜は発赤,肥厚し,顆粒(かりゅう)の増殖がみられる。進行すると角膜に血管が侵入し(パンヌス),潰瘍(かいよう)を生じ,視力を障害する。また,逆まつ毛,眼瞼(がんけん)内反,涙嚢(るいのう)炎を併発する。テトラサイクリン系の抗生物質が有効で,これに顆粒に対する乱切,擦過などの小手術を加えて治療する。
→関連項目眼精疲労クラミジア感染症田端義夫届出伝染病

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トラコーマ」の意味・わかりやすい解説

トラコーマ
trachoma

トラホームともいう。開発途上国などでは依然,発生率の高い結膜の伝染性疾患で,重要な失明原因の一つになっている。急性型と慢性型がある。大部分は定型的な慢性トラコーマに移行し,結膜円蓋部には顆粒が並び,瞼板結膜に乳頭が増殖し,結膜は充血肥厚する。経過が長引くと角膜が混濁し,視力障害を起すことがある。病原体であるトラコーマ小体はやや大型のクラミジアで,治療にはサルファ剤,抗生物質の点眼が行われる。先進国ではほとんどトラコーマ患者はみられなくなった。

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世界大百科事典(旧版)内のトラコーマの言及

【角膜】より


(1)(2)(3)(4)4 

【目∥眼】より

…【丸尾 敏夫】
【眼病の歴史】
 古代エジプトの医学文書として名高い前16世紀の《エーベルス・パピルス》は,目の化膿,盲目化,結膜浮腫,白内障,眼瞼外反,眼瞼内反,目の肉芽,水腫眼,虹彩炎,角膜白斑,瞼裂斑,翼状片,ブドウ腫,睫毛乱生(逆まつ毛)というように,眼病を驚くほど細かく診別している。ここではまた硫酸銅で治療した目の流行病にふれているが,これはトラコーマであったと思われる。トラコーマはギリシア・ローマ時代にもよく知られ,その後十字軍,モンゴル族の侵略,ナポレオン戦争,ロシア革命など人間の大移動のたびに流行を繰り返し,今日ではアジア,アフリカの貧困地帯で猛威をふるっている。…

※「トラコーマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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