トランスアミナーゼ(読み)とらんすあみなーぜ(英語表記)transaminase

デジタル大辞泉 「トランスアミナーゼ」の意味・読み・例文・類語

トランスアミナーゼ(transaminase)

 
2-GPTGOT  

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精選版 日本国語大辞典 「トランスアミナーゼ」の意味・読み・例文・類語

トランスアミナーゼ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] transaminase ) アミノ酸のアミノ基をケト酸に移し、ケト酸をアミノ酸に変える酵素。ケト酸の種類により、各種のアミノ酸が合成される。生物の窒素代謝、アミノ酸合成上重要な役割を果たす。アミノ基転移酵素

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トランスアミナーゼ」の意味・わかりやすい解説

トランスアミナーゼ
とらんすあみなーぜ
transaminase


aminotransferase2-R-CO-COOH()2970002199275IUBMBEnzyme Nomenclature1

 GOTGPT()使GOT1973412258120031.826



19906 1998

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改訂新版 世界大百科事典 「トランスアミナーゼ」の意味・わかりやすい解説

トランスアミナーゼ
transaminase

α-ケト酸とアミノ酸の間のアミノ基の移動を触媒する血清酵素で,種々の酵素があるが,臨床医学では通常グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)とグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(GPT)の2種類の酵素を意味する。
肝機能検査
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トランスアミナーゼ」の意味・わかりやすい解説

トランスアミナーゼ
transaminase

アミノ基転移酵素。アミノ酸のα-アミノ基をα-ケト酸のα-炭素原子に転移させて,それに対応するアミノ酸を生成する一群の酵素をいう。アスパラギン酸トランスアミナーゼ (GOT) およびアラニントランスアミナーゼ (GPT) などが最もよく知られている。 GOTや GPTは動植物界,微生物界に広くみられ,人体では肝臓,腎臓,心筋,骨格筋などに多く存在している。血清中の GOTや GPTの活性は種々の疾患で高まるので,臨床検査でよく測定される。たとえば,肝炎の際には血清 GPTの活性が,心筋梗塞の際には血清 GOTの活性が,著しく上昇する。

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百科事典マイペディア 「トランスアミナーゼ」の意味・わかりやすい解説

トランスアミナーゼ

アミノ酸のアミノ基をケト酸に転移し,それぞれ別のケト酸とアミノ酸にする反応を触媒する酵素の総称。生物界に広く分布し,生体内でのアミノ酸合成に重要。ピリドキサール(ビタミンB6)リン酸を補酵素としてもつ。

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栄養・生化学辞典 「トランスアミナーゼ」の解説

トランスアミナーゼ

 →アミノトランスフェラーゼ

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