ドナウ派(読み)ドナウは(英語表記)Donauschule
Donaustil

改訂新版 世界大百科事典 「ドナウ派」の意味・わかりやすい解説

ドナウ派 (ドナウは)
Donauschule
Donaustil


16Wolf Huber1485-1553Rueland FrueaufL.Augustin HirschvogelHans Sebald LautensackJ.19︿調Stimmungslandschaft19Theodor von Frimmel

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドナウ派」の意味・わかりやすい解説

ドナウ派
どなうは
Donauschule


16()Wolf Huber14851553Jörg Breu14751537Augustin Hirschvogel150353


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドナウ派」の意味・わかりやすい解説

ドナウ派
ドナウは
Donauschule; Danube school

16世紀前半ドイツ南部のドナウ川流域地方に流布した絵画の一流派。いきいきとした色彩と光の効果に基づくロマン主義的で雰囲気に富む風景表現および劇的な人物表現を特色とする。この流派の中心画家はレーゲンスブルクの A.アルトドルファー,若き日の L.クラナハ (父) ,W.フーバーら。作品はアルトドルファーの『レーゲンスブルク近郊のドナウ風景』 (1532頃,ミュンヘン,アルテ・ピナコテーク) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のドナウ派の言及

【アルトドルファー】より

…初期の作品は,自然や人物の描写にクラーナハあるいはデューラーの影響がうかがえる。彼はドナウ派の中心的な画家で,草創期の風景画芸術の発展に果たした役割はきわめて大きい。《ドナウウェルトの眺め》(《城のある風景》,1528ころ)は,人物を含まない純粋な油彩風景画としてはヨーロッパ最初の例とされ,そこには自然そのものに対する感情のめざめが見てとれる。…

【ドイツ美術】より

…このうちバルドゥングはグリューネワルトの色彩からも感化を受けながらも,後者の色彩の魔術へはいたりえなかった。しかし同じころドナウ川の沿岸で活躍した画家たち(ドナウ派)のうちアルトドルファーの画面には,グリューネワルトを思わせる色彩の固有な表現価値が生かされ,画期的な自然風景の描写をみせている。神話や聖書の女性を妖艶に描いたクラーナハも,その初期はドナウ派の一人であった。…

※「ドナウ派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android