フラボン(読み)ふらぼん(英語表記)flavone

デジタル大辞泉 「フラボン」の意味・読み・例文・類語

フラボン(flavone)

黄色の色素化合物総称植物の花・種子・根などに広く存在

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フラボン」の意味・わかりやすい解説

フラボン
ふらぼん
flavone


()調3



1978198719982 20002001

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化学辞典 第2版 「フラボン」の解説

フラボン
フラボン
flavone


2-phenylchromoneC15H10O2(222.23)Primula pulverulenta2-97λmax 250297 nm(log ε 4.064.20)3C15H10O3()[CAS 525-82-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「フラボン」の意味・わかりやすい解説

フラボン
flavone




2-99100573C-3

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栄養・生化学辞典 「フラボン」の解説

フラボン

 
 (1) C15H10O2 (mw222.24)

 2-phenyl-4H-1-benzopyran-4-one

 

 (2) (1)   

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「フラボン」の解説

フラボン【flavone】

ポリフェノールの一種。配糖体として植物に広く分布する色素成分。サクラソウ属の葉などから分泌される白色粉、セロリ、カモミール、しそなど、主に白色をした花弁に多く含まれる。神経系統に作用して、イライラや頭痛などの症状を鎮める役割を担うほか、免疫力の正常化維持、アトピー性皮膚炎・アレルギー症状の改善などに効果が期待できる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フラボン」の意味・わかりやすい解説

フラボン
flavone

化学式 C15H10O2 。高等植物に広く存在するフラボノイド色素の基本骨格をなす化合物。無色針状晶。融点 97℃。水には不溶であるが,有機溶媒によく溶ける。

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