デジタル大辞泉 「ベイル」の意味・読み・例文・類語 ベイル(Vail) 米国コロラド州中央部の町。デンバーの西約120キロメートル、ロッキー山脈を望む標高2445メートルに位置する。全米屈指のスキーリゾートとして知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベイル」の意味・わかりやすい解説 ベイルべいるMurray Bail(1941― ) オーストラリアの小説家。サウス・オーストラリア州州都アデレード生まれ。一時期美術学校に通う。絵画にも造詣(ぞうけい)が深い。5年間、国立美術館評議員を務めた。オーストラリアの画家論として﹃イアン・フェアウェザー研究﹄を発表︵1981︶。1968~70年インド、1970~74年はイギリス、ヨーロッパに滞在。短編集第一作﹃同時代の肖像群﹄︵1975︶は、86年﹃家畜追いの妻﹄と改題出版。画家ラッセル・ドライスデール挿絵のこの短編集は、1892年同タイトルのH・ローソンの短篇の現代版話題作。小説﹃ホームシックネス﹄︵1980︶は、オーストラリア文芸協会賞、エイジ年間文学賞を受賞した。小説﹃ホールデンのパフォーマンス﹄︵1987︶はビクトリア州プレミア賞をうける。﹃普通筆記法――ある作家のノート﹄︵1989︶は、1960~70年代の海外滞在中の体験・見聞を書いたもの。ヘレン・ダニエル著﹃ライアーズ――新しいオーストラリアの作家たち﹄︵1988︶の標的にあげられた一人。シドニー在住。 ﹇古宇田敦子﹈ [参照項目] | オーストラリア・ニュージーランド文学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例