デジタル大辞泉 「マセル」の意味・読み・例文・類語 マセル(Maseru) アフリカ南部、レソト王国の首都。同国西部の標高約1600メートルの高原にあり、カレドン川に沿う。南アフリカとの国境からわずか2キロメートルに位置し、鉄道、幹線道路で結ばれる。1869年、ソト族のモシュシュ1世が都を置き、1966年まで英国保護領バストランドの首都となった。人口11万︵1986︶。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マセル」の意味・わかりやすい解説 マセルMaseru レソトの首都。同国西部,南アフリカ共和国との国境を形成するカレドン川沿岸,標高約 1500mの高地に位置。 1869年ソト族の首長モシェシュ1世によって建設され,1880年イギリス行政官の銃器保持禁止令に対して起こった﹁鉄砲戦争﹂で古い土壁の町並みは破壊されたが,国会,官庁,裁判所,銀行など政治,経済の諸機関のほか放送局,観光施設などを整えた都市として再興された。商業中心地で,鉄道により南アフリカ共和国のブルームフォンテーンと結ばれる。空港もある。人口19万7907︵2006︶。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マセル」の意味・わかりやすい解説 マセルませるMaseru アフリカ南部、レソトの首都。同国北西部、南アフリカ共和国との国境をなすカレドン川沿岸に位置する。人口37万3000︵1999推計︶。同国はかつてバストランドと称し、イギリスの保護領であったが、1869年、バストランド副高等弁務官J・H・ボウカーはこの地に本部を置いた。同地が防衛にも通商にも便利であったためである。1966年独立とともに首都となった。町の中心はキングス街で、両側に主要官庁や商店、銀行が並んでいる。レソトに居住するヨーロッパ人の多くはマセルに住む。 ﹇林 晃史﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「マセル」の意味・わかりやすい解説 マセル レソトの首都。同国西部,カレドン川に臨み,南アフリカ共和国との国境からわずか2km,標高1600mの高原にある。商業の中心地。1869年ソト人の王モシュシュ1世が都として創設。英国保護領バストランドの主都。17万8345人(2011)。→関連項目レソト 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報