マタタビ(読み)またたび

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マタタビ」の意味・わかりやすい解説

マタタビ
またたび
[学] Actinidia polygama (Sieb. et Zucc.) Maxim.


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 60

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薬用


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文化史


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改訂新版 世界大百科事典 「マタタビ」の意味・わかりやすい解説

マタタビ
silver-vine
Actinidia polygama Sieb.et Zucc.


5m814cm6732cm22.5cm1cmA.kolomixta Maxim.A.arguta Planch.1.52cm1028cmSaurauia oldhamii Hemsl.西

 Actinidiaceae3300A.chinensis Planch.


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マタタビ」の意味・わかりやすい解説

マタタビ
Actinidia polygama

マタタビ科の落葉性つる植物でナツウメともいう。日本各地とサハリン,朝鮮半島の温帯の山地に生える。枝は褐色で長く伸び,中心に白色の髄が詰っていて,柄のある葉を互生する。葉は長さ6~15cmの卵円形で先端はやや尾状にとがり,縁には浅い鋸歯がある。夏に,葉の表面が白色になる特徴がある。7~8月に,葉腋に白色で芳香のある花を下向きにつける。雄花,雌花および両性花がある。雄花は集散花序をなして通常3個つけ,雌花は単生し,めしべの柱頭は多数に裂ける。果実は長さ2~3cmの先のとがった長楕円形の液果で,辛みがあり,食用または薬用にされる。ネコをはじめネコ属の動物が本種を特異的に好み,かじると酔ったようになるので有名である。

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百科事典マイペディア 「マタタビ」の意味・わかりやすい解説

マタタビ

マタタビ科の落葉つる性木本(もくほん)。日本全土の山地にはえる。葉は卵円形で先がとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)がある。雄株と両性花の株とがある。雄株の葉は開花期に表面が白色に変わる。6〜7月,新枝の上部の葉腋にウメに似た5弁花を下向きに開く。花は白色で径2〜2.5cm。果実は長楕円形で先が細まり,長さ約2.5cm,9〜10月,黄熟し食べられる。全木をネコ科の動物が好み,食べると一種の酩酊(めいてい)状態となる。

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世界大百科事典(旧版)内のマタタビの言及

【ネコ(猫)】より


︿︿宿︿

※「マタタビ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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