マハーバリプラム(英語表記)Mahābalipuram

デジタル大辞泉 「マハーバリプラム」の意味・読み・例文・類語

マハーバリプラム(Mahabalipuram)

 
6071984  

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改訂新版 世界大百科事典 「マハーバリプラム」の意味・わかりやすい解説

マハーバリプラム
Mahābalipuram


56km貿沿10Varāha-MaapaMahiśamardinī-Maaparatha姿︿︿姿退9m×26m︿︿︿778

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マハーバリプラム」の意味・わかりやすい解説

マハーバリプラム
まはーばりぷらむ
Mahābalipuram

インド南部にあるパッラバ朝の代表的ヒンドゥー教遺跡。タミル・ナド州チェンナイ(マドラス)から南へ56キロメートルの、ベンガル湾に面した海岸にある。この地方は古くから商業・貿易の中心であったが、海岸に東西2.5キロメートルにわたり高さ約30メートルの花崗(かこう)岩の丘があり、それを中心に多くの石窟(せっくつ)、岩石寺院、岩壁彫刻、石積み式の海岸寺院がある。石窟の代表的なものはバラーハ・マンダパ(マンダパはインド建築用語で列柱・広間のある寺院をさす)、マヒシャマルディニー・マンダパ、トリムールティ窟、アーディ・バラーハ窟である。岩石寺院はこの地方ではラタ(車)とよばれ、『マハーバーラタ』の主人公の名をとった五つのラタや、ガネーシャ・ラタなどが岩から彫り出されており、南インドの木造建築の型を伝えている。それらの大岩壁には数々のヒンドゥー教神話が浮彫りされ、群像の構成、律動感に特色がある。いずれも7世紀中葉から8世紀初期の建造で、南インド建築・彫刻を知るうえに欠かせない遺跡である。これら建造物群は1984年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。

[永井信一]

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百科事典マイペディア 「マハーバリプラム」の意味・わかりやすい解説

マハーバリプラム

 
56km82沿1095︿51984  

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マハーバリプラム」の意味・わかりやすい解説

マハーバリプラム
Mahābalipuram

 
 Seven Pagodas ()  9m 18m 1984  

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世界大百科事典(旧版)内のマハーバリプラムの言及

【ディエン高地】より

…その少し南にさらに2棟の小堂(ガトットカチャ,ビマ)があり,北にダラバティと呼ばれる小堂がある。これらの堂の名称は叙事詩《マハーバーラタ》からとられ,建築技術とともに南インドのパッラバ朝のマハーバリプラムあたりから移入したものと思われる。多くの堂の平面は4m内外の正方形の主室に入口と階段突出部の付いた凸字形である。…

※「マハーバリプラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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