リセ(英語表記)lycée

デジタル大辞泉 「リセ」の意味・読み・例文・類語

リセ(〈フランス〉lycée)

フランス後期中等教育機関。大学進学をめざす3年間のコースと、職業教育を施す2年間のコースとがある。→コレージュ

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精選版 日本国語大辞典 「リセ」の意味・読み・例文・類語

リセ

 

(一)   ( [] lycée )[  ]  
(一)[]()(1909︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「リセ」の意味・わかりやすい解説

リセ
lycée


180251808184820197545191902A.Ribot1920

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リセ」の意味・わかりやすい解説

リセ
lycée

 
 18017142312 1963123 1880 Lycée de filles51942  

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リセ」の意味・わかりやすい解説

リセ
りせ
lycée フランス語

ナポレオン学制(1802)以来、エリートに大学準備教育を行うフランス国立中等学校。付属初等課程を含む9年制学校であり、その修了者には試験により国家学位の一つであるバカロレア資格が授与される。バカロレア資格所有者は、全国のどの大学のどの学部に登録することもできる。近年のたび重なる学制改革により、リセは3年制の後期中等教育機関となって大衆化され、日本の高等学校に相当するものになったが、バカロレア資格取得への近道であることに変わりはない。

[桑原敏明]

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百科事典マイペディア 「リセ」の意味・わかりやすい解説

リセ

フランスの国立中等学校。ナポレオン時代に学校制度の中枢的存在として確立した。古典的教養の教授を重視。公立・私立の同種の学校コレージュと並存して大学進学コースを形成してきた。従来7年制で最終学年は哲学,科学,数学の各課程に分かれた。1975年の教育改革によってリセは,5ヵ年の後期中等教育の名称となった(前期中等教育は4ヵ年で名称はコレージュ)。
→関連項目グラマー・スクール中等教育バカロレア

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世界大百科事典(旧版)内のリセの言及

【学校】より

…ジロンド派に属し革命後の教育計画をたてようとしたコンドルセは,教育の自律性確保のため,教育を宗教的権威から独立させると同時に行政的権力からも独立させようと試み,教育行政権を学者・知識人の互選による国立学術院にゆだねるとの構想をたてた。学校は小学校,中学校,アンスティテュinstitut(社会の指導層の養成機関),リセlycée(大学),国立学術院(学術研究のほか,公教育の監督・指導を担当)から成るとし,無償とするほか,貧困家庭の子どもの優れた者のために奨学制度を構想した。これらの構想は,革命政府の下では実現されなかったが,教育を権利としてとらえ,学校教育の世俗性や無償をめざすことは,その後,近代教育の原則として認められるようになった。…

【グランドゼコール】より

…次いで多いのが商業・経営系の70校,学生数1万7278,修了資格取得者数4961で,フランス経済の変遷とみごとに対応している。 入学条件は学校によって異なるが,1年次の場合は通常,高等学校(リセ)を卒業後,各学区(アカデミー)ごとに実施されるバカローレアbaccalauréatとよばれる大学入学資格試験に合格した上で,さらに,各校が単独またはグループを形成して実施する選抜試験(コンクール)が課される点で一般の大学と異なる。志願者は,多くの場合,バカローレアに合格したあと当該学区の大学に登録する一方,高等学校に設けられた準備学級classe préparatoireで通常2年以上(例外的に1年)学習したのち,志望校の選抜試験を受験する。…

【コレージュ】より


1619lycée 

※「リセ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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