ロラード派(読み)ロラードは(英語表記)The Lollards

改訂新版 世界大百科事典 「ロラード派」の意味・わかりやすい解説

ロラード派 (ロラードは)
The Lollards


J.︿31138221401514John Oldcastle1378-14173

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百科事典マイペディア 「ロラード派」の意味・わかりやすい解説

ロラード派【ロラードは】

英国ウィクリフの思想の信奉者の総称。名称Lollardの由来は中世低地ドイツ語のlullen(小声で歌う)といわれる。14世紀末に有力となり,その説教活動がワット・タイラーの乱一因ともされる。ウィクリフ説はコンスタンツ公会議で排撃されたので,この運動もローマ・カトリック教会の弾圧を受け,15世紀初め指導者の一人オールドカースルJ.Oldcastle(1378年ころ―1417年)の反乱失敗後は地下に潜伏した。
→関連項目ヘンリー[5世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロラード派」の意味・わかりやすい解説

ロラード派
ロラードは
Lollards

 
J.1415 J.515  

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旺文社世界史事典 三訂版 「ロラード派」の解説

ロラード派
ロラードは
Lollards

イギリスのウィクリフ派の教えを信じる者たちに対する呼び名
本来はフランドルの貧しい織工たちのグループ。その後,貧しい僧侶の教会批判運動に発展し,社会運動に広がったが,1401年異端とされた。ワット=タイラーの乱のとき,「アダムが耕しイヴが紡いだとき,だれが貴族であったか」と農民に高唱させたジョン=ボールが,当派の代表的人物のひとり。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ロラード派」の解説

ロラード派(ロラードは)

ロラーズ

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