ワレモコウ(読み)われもこう(英語表記)great burnet

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワレモコウ」の意味・わかりやすい解説

ワレモコウ
われもこう
great burnet
[学] Sanguisorba officinalis L.


APG30100()711()()79()4()4()

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 2020121

文化史


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 2020121

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改訂新版 世界大百科事典 「ワレモコウ」の意味・わかりやすい解説

ワレモコウ
Sanguisorba officinalis L.


1m535cm12cm44使

 SanguisorbaburnetS.tenuifolia Fisch.湿S.albiflora MakinoS.stipulata Rafin.S.hakusanensis MakinoS.obtusa Maxim.


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワレモコウ」の意味・わかりやすい解説

ワレモコウ(吾木香)
ワレモコウ
Sanguisorba officinalis; burnet

吾亦紅とも書く。バラ科の多年草。高さ約 1.5mになり,茎は直立して上部はまばらに分枝し,長楕円形で,円頭,粗鋸歯の小葉から成る奇数羽状の複葉をつける。晩夏,穂状の花序を茎頂につけるが,花序は短球形で暗紅色,マツの球果 (松かさ) 状で,この形からボンボコの地方名がある。花序は黒紅色の萼と黒い葯 (やく) を有する小花の集りで,花弁はない。塊状の根には一種のサポニンを含み,吐血の止血薬として用いられる。漢方ではこの根を地楡 (ちゆ) という。

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百科事典マイペディア 「ワレモコウ」の意味・わかりやすい解説

ワレモコウ

バラ科の多年草。北海道〜九州,東アジア〜ヨーロッパに広く分布し,日当りのよい山地の草地にはえる。茎は高さ1m内外,上方では分枝し,葉は羽状複葉で,5〜11枚の長楕円形の小葉からなり,根出葉では長い柄がある。夏〜秋,枝先に長楕円形で,暗赤色の花穂をつける。花は小さく,密に多数つき,花弁はなく,萼片(がくへん)は4裂。漢方では根を地楡(じゆ)といい,止血剤などとする。

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