乾燥地形(読み)カンソウチケイ(英語表記)arid landforms

デジタル大辞泉 「乾燥地形」の意味・読み・例文・類語

かんそう‐ちけい〔カンサウ‐〕【乾燥地形】

乾燥気候の地域に発達する地形。風化作用や一時的な豪雨による流水作用で、砂漠・ワジ・岩石床きのこ岩などの景観が見られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「乾燥地形」の意味・わかりやすい解説

乾燥地形 (かんそうちけい)
arid landforms


湿湿bajadabahada退pediment732535退︿Inselbergpediplainplaya50cmm

 wind abrasiondeflationyardangsS.1903desert pavementblowoutregserirgibber plainm1m50cm1km5060cm15km2

 湿湿湿150mm湿調湿

 西19arroyo320km20m



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日本大百科全書(ニッポニカ) 「乾燥地形」の意味・わかりやすい解説

乾燥地形
かんそうちけい


()湿湿()退pedimentpediplain()()()()700030002001500退()wind abrasiondeflationyardangPang Kianghamada3dune field3sand sea



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百科事典マイペディア 「乾燥地形」の意味・わかりやすい解説

乾燥地形【かんそうちけい】

砂漠などの乾燥地域に発達する地形。河流の発達が悪いので河食はあまり行われず,風食が支配的営力となる。外洋への流出口のない内陸盆地の形成が特色で,その発達過程は乾燥輪廻(りんね)と呼ばれる。初め盆地の内部には求心状の水系がみられる。これらは盆地中央では流水が消滅し降雨時にのみ水流をみる間欠性河流(ワジ)で,盆地周辺ではこれらが山地から運び出す粗大な岩屑(がんせつ)によって乾燥扇状地(バハーダ)が形成され,中央部では細かい物質が堆積して盆地床を形成,その最底部にはよく塩分の濃い塩水湖がみられる(幼年期)。次に盆地を満たした岩屑は隣接した盆地と鞍部(あんぶ)を越えて互いに連結し乾燥盆地群の連合時代になる(壮年期)。さらに風食と流水による浸食は広い岩石床を形成し,所々にインゼルベルク(島山)を残す(老年期)。最後に島山も除去され平たんな風食準平原が形成される。乾燥盆地内ではバルハンヤルダンと呼ばれる内陸砂丘が形成される。→砂丘

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乾燥地形」の意味・わかりやすい解説

乾燥地形
かんそうちけい
arid topography

 
 () 湿  

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