修法(読み)シュホウ

デジタル大辞泉 「修法」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ほう〔‐ホフ〕【修法】

 
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ず‐ほう〔‐ホフ〕【修法】

《古くは「すほう」》「しゅほう(修法)」に同じ。
所々に―などせさせ給ふ」〈宇津保・国譲下〉

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精選版 日本国語大辞典 「修法」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ほう‥ホフ【修法】

 

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す‐ほ【修法】

  1. 〘 名詞 〙ずほう(修法)
    1. [初出の実例]「子うむべきほど近くなりぬとて、すほなどひまなくさわげば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「修法」の意味・わかりやすい解説

修法
しゅほう


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 寿()()()

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改訂新版 世界大百科事典 「修法」の意味・わかりやすい解説

修法 (しゅほう)

密教の教理を実現するための実践方法の総称。修行法,行法ともいう。経典にもとづいて修法壇を設け,いろいろな仏を本尊として,供物をささげ,手に印を結び,口に真言を唱え,心に本尊を念ずる。修行者と本尊が一体化することによって,成仏したりさまざまな目的を達成しようとする。その順序はインドの貴賓饗応の方法を,密教の教理によって組織したものである。目的により息災法,増益(ぞうやく)法,調伏(ちようぶく)(降伏)法,敬愛法などに分けられ,組織・内容によって大法,秘法,普通法の区別がある。また,内容の主とするところにより,念誦法,供養法,護摩法(供)に分類されるが,これらは並行して行われることが多い。
護摩
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「修法」の意味・わかりやすい解説

修法
しゅほう

除災,招福などを目的として,密教で実修される行法。加持祈祷のこと。その目的によって,本尊,壇の数,真言,印など種々あり,それぞれ厳格に規定された作法に従って,厳密に実修される。特に有名なものに後七日御修法 (ごしちにちのみしゅほう) などがある。

修法
すほう

修法」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の修法の言及

【寺事】より

…総じて,日々行事,月例行事のように日常性のあるものは小規模・簡略に,特殊な年中行事,臨時的な行事は大規模・盛大に執行される。
[寺事と法要]
 寺事の中核となる法要は,何曲かの声明(しようみよう)と,特定の修法(しゆほう)や読経などを組み合わせて構成されている。その組合せ方によって種々の意義を表明しうるわけであり,これに礼拝行道(ぎようどう),呪法(呪師)などの所作を加えて,より意義を鮮明にし,儀礼としてのかたちを整えている。…

※「修法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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