光景（読み）コウケイ

デジタル大辞泉 「光景」の意味・読み・例文・類語

こう‐けい〔クワウ‐〕【光景】

 
1目前に広がる景色。眺め。﹁白銀にかがやく峰々の光景﹂
2 ある場面の具体的なありさま。情景。﹁惨(さん)憺(たん)たる光景﹂
3 日のひかり。
[類語]情景・シーン・場景・全景・パノラマ・前景・近景・遠景・後景・背景・借景・バック  

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精選版 日本国語大辞典 「光景」の意味・読み・例文・類語

こう‐けいクヮウ‥【光景】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① ひかり。日のひかり。
(一)[初出の実例]﹁光景在レ人車転レ轂、栄華住レ世水成レ書﹂(出典‥田氏家集︵892頃︶上・惜春命飲)
 (二)[その他の文献]︹釈名‐釈天︺
 (三)② 目にみえる景色。また、事件などの具体的な場面の有様。現在では多く人を感動させたり、刺激したりする情景をいう。
(一)[初出の実例]﹁衆生にをしへしめさんために、むかしの聖人、その光景(クヮウケイ)をかたどりて﹂(出典‥翁問答︵1650︶上)
 (二)﹁今の新体詩壇の極めて荒涼たる光景を呈したるを﹂(出典‥抒情詩︵1897︶わが影︿田山花袋﹀序)
  

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普及版 字通 「光景」の読み・字形・画数・意味

【光景】こう（くわう）けい

 
日のひかり。時。唐・李白︹相行︺詩　光景、人を待たず　須臾(しゆゆ)にして髮、絲をす
字通﹁光﹂の項目を見る。
  

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