出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
中国、明(みん)末清(しん)初期の人と推定される浙江(せっこう)省会稽(かいけい)の范鋐(はんこう)が、六諭のいっそうの普及を図って、平易な口語を用いて「六諭」に解説を施したもの。民衆の道徳教戒(きょうかい)の書としてかっこうのものとみなされて、日本にも江戸期に流入し、翻刻されて一般に流布した。口語で書かれているため、それに通じていた荻生徂徠(おぎゅうそらい)の解読を経るなどの経緯により、わが国の中国口語研究史上にも名をとどめている。
[溝口雄三]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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