六諭衍義(読み)リクユエンギ(英語表記)Liù yù yǎn yì

デジタル大辞泉 「六諭衍義」の意味・読み・例文・類語

りくゆえんぎ【六諭衍義】

中国末・初の人范鋐はんこうが平易な口語で「六諭」を解説した書。日本には琉球を経て江戸中期に伝わり、幕府室鳩巣むろきゅうそうに「六諭衍義大意」を作らせた。

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精選版 日本国語大辞典 「六諭衍義」の意味・読み・例文・類語

りくゆえんぎ【六諭衍義】

 

(一)()
 

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改訂新版 世界大百科事典 「六諭衍義」の意味・わかりやすい解説

六諭衍義 (りくゆえんぎ)
Liù yù yǎn yì


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「六諭衍義」の意味・わかりやすい解説

六諭衍義
りくゆえんぎ

中国、明(みん)末清(しん)初期の人と推定される浙江(せっこう)省会稽(かいけい)の范鋐(はんこう)が、六諭のいっそうの普及を図って、平易な口語を用いて「六諭」に解説を施したもの。民衆の道徳教戒(きょうかい)の書としてかっこうのものとみなされて、日本にも江戸期に流入し、翻刻されて一般に流布した。口語で書かれているため、それに通じていた荻生徂徠(おぎゅうそらい)の解読を経るなどの経緯により、わが国の中国口語研究史上にも名をとどめている。

[溝口雄三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「六諭衍義」の意味・わかりやすい解説

六諭衍義
りくゆえんぎ

六諭」のページをご覧ください。

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