デジタル大辞泉 「内室」の意味・読み・例文・類語 ない‐しつ【内室】 身分の高い人の妻を敬っていう語。転じて、一般に他人の妻を敬っていう語。令室。 [類語]夫人・奥・奥様・奥さん・奥方・お上さん・御寮人・人妻・マダム・ミセス・令夫人・賢夫人・令室・令閨・内儀・ご新造・御(ごり)寮(ょ)人(ん)さん・大黒 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「内室」の意味・読み・例文・類語 ない‐しつ【内室】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 内部の部屋。 (一)[初出の実例]﹁舎の前室は、︿略﹀亦た内室に入るの通道にて﹂(出典‥日本風俗備考︵1833︶一七) (二)[その他の文献]︹隋書‐宇文愷伝︺ (三)② 貴人の妻を敬っていう語。また転じて、一般に他人の妻を敬っていう語。おくがた。 (一)[初出の実例]﹁直義が内室(ないシツ)の腹に、男子と成て生れさせ給ひ候べし﹂(出典‥太平記︵14C後︶二五) うち‐むろ︻内室︼ (一)〘 名詞 〙 (二)① 天井のない屋根の内側。化粧屋根裏。 (一)[初出の実例]﹁内室(ウチムロ)のやね裏高配(こうばい)は六寸﹂(出典‥朱氏談綺︵1708︶中) (三)② ﹁うちむろづくり︵内室造︶﹂の略。 (一)[初出の実例]﹁内室とは天井なく、屋根裏のままに造る事とぞ﹂(出典‥随筆・塩尻︵1698‐1733頃︶四八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例