改訂新版 世界大百科事典 「反穀物法同盟」の意味・わかりやすい解説
反穀物法同盟 (はんこくもつほうどうめい)
Anti-Corn Law League
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イギリスの穀物法をめぐって、1839年3月20日、マンチェスターで結成された組織。直接の前身はプレンティスらによって前年に結成された反穀物法協会である。名称の示すように穀物法に反対し、同年4月より機関紙『反穀物法巡報』Anti-Corn Law Circularを刊行し、穀物法の廃止を要求した。その主張は、新興の商工業階級の利害を代表する自由貿易の立場からなされたが、チャーティスト運動に対抗しつつ一定の労働者の支持をも獲得して議会外の大衆運動を有効に組織、コブデン、ブライトらの活躍により、46年議会で穀物法の廃止を決議させることに成功した。公的には、いちおうの目的が達成されたこの年に解散している。
[岡本充弘]
穀物法の廃止を目的にしてランカシャーの綿業資本家を中心に,コブデンとブライトの指導のもとに1839年結成された団体。マンチェスターに本部を置き,広く全国の自由貿易に賛成する勢力を結集し,議会に圧力をかけ,46年ピール内閣による穀物法廃止によって所期の目的を達成した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
…その一方では,保守党党首として地主階級の伝統的な政治支配を国制の基礎とみなし,穀物の保護関税を定めた穀物法には賛成であった。しかし,反穀物法同盟を先頭に自由貿易運動が急激に高まるなかで45年のアイルランド大飢饉に直面したとき,彼は,社会全体の福利の実現という見地から,穀物法反対の立場に態度を一変させ,46年,ディズレーリを先頭とする党内右派の猛反対に抗してみずからの手で穀物法廃止法案を下院に上程し,自由党の支持を得て同法案を成立させた。この大英断によって保守党は分裂し,以後70年代にいたるまで弱体化を余儀なくされたが,イギリス自由貿易の大勢はここに確定し,19世紀中葉の自由主義の黄金時代がもたらされた。…
※「反穀物法同盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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