口数（読み）クチカズ

デジタル大辞泉 「口数」の意味・読み・例文・類語

くち‐かず【口数】

 
1ものを言う回数。ことばかず。﹁口数の多い人﹂
2 食べ物を用意しなければならない人の数。﹁口数を減らす﹂
3 一口単位で集める寄付や資金などの数。
[類語]言葉数  
 

こう‐すう︻口数︼

 
1人口の数。人数。
2 項目・品物・申し込みなどの数。くちすう。  

出典　小学館デジタル大辞泉について　情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口数」の意味・読み・例文・類語

くち‐かず【口数】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① ことばの数。ものを言う数。
(一)[初出の実例]﹁口数(クチカズ)云はずとぬし達二人を﹂(出典‥歌舞伎・彩入御伽草︵おつま八郎兵衛︶︵1808︶小平次内の場)
 (二)﹁口数(クチカズ)の少い代りには﹂(出典‥郊外︵1900︶︿国木田独歩﹀一)
 (三)② 人数。あたま数。
 (四)③ 事件や事柄の数。
 (五)④ 出資などで、額や単位をいう。件数。個数。
(一)[初出の実例]﹁各社員の出資の口数﹂(出典‥有限会社法︵1938︶六条)
  
 

こう‐すう︻口数︼

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 人口の数。人数。くちかず。
(一)[初出の実例]﹁今マレー人の口数を算ふるに八千五百四十七万と称せらるるも﹂(出典‥南国記︵1910︶︿竹越与三郎﹀一)
 (二)[その他の文献]︹史記‐高祖本紀︺
 (三)② 寄附や出資などの分担の単位。
 (四)③ 項目や品物のかず。
  

出典　精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について　情報 | 凡例

普及版 字通 「口数」の読み・字形・画数・意味

【口数】こうすう

 
人口。人数。︹管子、度地︺家人を案じ、地を比(しら)べ、什伍の口數を定め、男女大小を別つ。其の用を爲さざるは、輒(すなは)ち之れを(ゆる)す。
字通﹁口﹂の項目を見る。
  

出典　平凡社「普及版 字通」普及版 字通について　情報

投資信託の用語集 「口数」の解説

口数


投資信託の受益権の単位のこと。投資信託は設定時に1口1円等で元本が設定され、その場合、基準価額は1万口あたりの価額で表される。

出典　（社）投資信託協会投資信託の用語集について　情報

今日のキーワード

タコノキ


タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し，下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し，長さ1〜2m，幅約7cmで，先は細くとがり，縁には鋭い鋸歯(きょし)...
タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay