啀み合う（読み）イガミアウ

デジタル大辞泉 「啀み合う」の意味・読み・例文・類語

いがみ‐あ・う〔‐あふ〕【×啀み合う】

［動ワ五（ハ四）］
１ 動物が互いに吠ほえたりかみついたりする。「牙をむいて犬が―・う」
２ 互いに敵意をもって激しく争う。「兄弟が―・う」
[類語]不和・不仲・仲違い・反目・葛藤・軋轢・対立・対峙・確執・悶着・摩擦・風波・波風・仲間割れ・ぎくしゃく・睨み合う・角が立つ・ひびが入る・秋風が立つ

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精選版 日本国語大辞典 「啀み合う」の意味・読み・例文・類語

いがみ‐あ・う‥あふ【啀合】

 

(一)〘 自動詞 ワ行五︵ハ四︶ 〙
 (二)① 獣が互いにいきりたち、ほえたりかみついたりしあう。
(一)[初出の実例]﹁ただ猿と犬といがみやう所を云たぢゃぞ﹂(出典‥寛永刊本蒙求抄︵1529頃︶三)
 (二)﹁犬のやりくり猫のいがみあふを見て﹂(出典‥浮世草子・魂胆色遊懐男︵1712︶一)
 (三)② 人が互いに敵意を持つ。争い合う。喧嘩する。
(一)[初出の実例]﹁何だかべらぼうと舌戦(イガミ)あって居るのヲ﹂(出典‥滑稽本・七偏人︵1857‐63︶三)
  

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