摩擦(読み)マサツ(英語表記)friction

翻訳|friction

デジタル大辞泉 「摩擦」の意味・読み・例文・類語

ま‐さつ【摩擦】

 
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1 
2 ()()貿
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[]  

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精選版 日本国語大辞典 「摩擦」の意味・読み・例文・類語

ま‐さつ【摩擦】

 

(一)  
(二) 
(一)[](1805)
(三) ()
(一)[](1949︿)
(四) 
(一)[](1876︿)



 

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改訂新版 世界大百科事典 「摩擦」の意味・わかりやすい解説

摩擦 (まさつ)
friction




 

P1-aFFFFFfsPfsFfsPFfkPfk1-b

 1-cFFFfrPfrFF

 fVfPV

123121669Guillaume Amontons1663-1705C.1

 0.41.7

210.01mm2PpmAP/pmpmkgf/mm2P100kgf1mm22SFASfF/PAP/pmfS/pm2pmS

 



1 150P/pm

2 便PTFE0.04PTFE0.040.50.41.2

3 0.10.3

4 μm100μm103106107

5 103105



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日本大百科全書(ニッポニカ) 「摩擦」の意味・わかりやすい解説

摩擦
まさつ
friction





静止摩擦


WμαWcosαμWcosαWsinαWsinαμWcosαμtanααμ


運動摩擦

固体表面上を運動している物体に働く摩擦力は、静止摩擦の場合と同様に面に垂直に働く力に比例する。この比例定数を運動摩擦係数という。乾燥摩擦では、速度のある範囲内で、運動摩擦力は速度の大小に関係しない。また一般に運動摩擦係数は静止摩擦係数よりも小さい。この二つの実験法則は、「摩擦力は接触面に垂直に働く力に比例し、接触面積によらない」という摩擦の法則とともに、クーロンの法則またはアモントン‐クーロンの法則とよばれている。はいくつかの固体の摩擦係数を示すが、これは常識的な意味で固体表面が清浄だと思われる場合の経験的な値である。先に述べたように固体表面には種々の物質が吸着しているので、それらの吸着物質を厳密に取り除いて実験を行うと摩擦係数の値が大きく変わってくることも少なくない。このような事情から、静止摩擦力は運動摩擦力より大きいという法則をクーロンの法則から除外することもある。

 物体が面を転がる場合にも静止摩擦、運動摩擦の区別があり、静止摩擦力は運動摩擦力よりも大きいが、どちらもすべり摩擦に比べるとはるかに小さい。したがって、物体を動かすときにすべり摩擦を避けてころがり摩擦を利用すると、小さな力で動かすことができる。ころや乗物の車、ボールベアリングなどは、みなころがり摩擦の小さいことを利用したものである。自転車やミシンなどで、金属が接触して滑る部分に油をさすことが多いが、これはすべり摩擦を小さくして金属が擦り減るのを防ぐためである。油の分子は金属の表面に強く結合するので、表面の油の分子どうしが接触して金属は直接に触れ合わないから、この場合は油の内部摩擦が働いている。これらは摩擦を小さくするくふうであるが、摩擦を大きくするようにくふうする場合もある。靴の底やタイヤの溝は、摩擦を大きくして滑らないようにするためである。

[石川光男]

『田中久一郎著『摩擦のおはなし』(1985・日本規格協会)』『岩波書店辞典編集部編、飯野徹雄他監修『科学の事典』第3版(1985・岩波書店)』『河野彰夫著『ポピュラー・サイエンス 摩擦の科学』(1989・裳華房)』『角田和雄著『摩擦の世界』(岩波新書)』


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「摩擦」の意味・わかりやすい解説

摩擦
まさつ
friction

 
2沿1718 G.C.A.202  

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百科事典マイペディア 「摩擦」の意味・わかりやすい解説

摩擦【まさつ】

 

 

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普及版 字通 「摩擦」の読み・字形・画数・意味

【摩擦】まさつ

こする。

字通「摩」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の摩擦の言及

【潤滑】より



※「摩擦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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