嗅神経(読み)キュウシンケイ

デジタル大辞泉 「嗅神経」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しんけい〔キウ‐〕【嗅神経】

 
 

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精選版 日本国語大辞典 「嗅神経」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しんけいキウ‥【嗅神経】

  1. 〘 名詞 〙 脊椎動物の第一脳神経。大脳からでて鼻孔粘膜に分布する感覚性の末梢神経嗅覚神経。臭神経。
    1. [初出の実例]「嗅神経者、左右各従細条者起、分而作数支、穿漉酒骨鼻」(出典解体新書(1774)二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嗅神経」の意味・わかりやすい解説

嗅神経
きゅうしんけい
olfactory nerve

 
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世界大百科事典(旧版)内の嗅神経の言及

【嗅覚】より

…細胞体から深い部分は,急に細くなり無髄の神経繊維(直径約0.2μ)となる。これらが集まって嗅神経olfactory nerveとなり,第一次中枢の嗅球に達している。1個体がもっている嗅細胞の数は,ヒトで約500万,イヌは1億~2億,ウサギ約1億個と推定されているが,最近電子顕微鏡を使って調べられた脊椎動物がもっている嗅細胞の概数は表のようである。…

【脳神経】より

…ヒトや多くの哺乳類では12対ある。 第1脳神経は嗅(きゆう)神経nervi olfactoriiで,脳の先端にある嗅球に入る。鼻腔上部の嗅細胞(嗅覚刺激に応じる感覚細胞)の突起が直接脳に到達している点が特徴的である。…

【鼻】より

…血管は鼻腺にも豊富に分布する。 嗅上皮には鼻腔の上方から嗅神経が分布する。ヒトでは嗅上皮の面積は200~400mm2であるが,ウサギでは900mm2である。…

※「嗅神経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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