嘔吐(読み)オウト(英語表記)vomiting

翻訳|vomiting

デジタル大辞泉 「嘔吐」の意味・読み・例文・類語

おう‐と【×嘔吐】

[名](スル)食べたものを胃から吐き戻すこと。「苦しそうに嘔吐する」
[補説]書名別項。→嘔吐
[類語]反吐へど吐瀉としゃげろむかむかもたれるむかつく胸が焼ける胸焼け吐き気気持ち悪いむかっとえずく戻す上げる吐く吐き出すつわり悪阻おそ二日酔い悪酔い込み上げるべろんべろんぐでんぐでん
 

 
︿La Nausée1938  

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精選版 日本国語大辞典 「嘔吐」の意味・読み・例文・類語

おう‐と【嘔吐】

 

(一)[1]    (  )
(一) 
(一)[](903)
(二)()(1777)
(三)[]
(二) 160304
(二)[2] ( [] La Nausée  ) 
 

え‐ずきゑづき【嘔吐】

  1. 〘 名詞 〙 吐きもどすこと。おうと。〔書言字考節用集(1717)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「嘔吐」の意味・わかりやすい解説

嘔吐 (おうと)
vomiting




nausea︿

漿︿尿尿便︿0.1調pH




 12尿尿

 尿

 便

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嘔吐」の意味・わかりやすい解説

嘔吐
おうと
vomiting

延髄にある嘔吐中枢の刺激によって胃の逆ぜん動,横隔膜挙上,胃噴門の開口などが起り,胃内容を吐き出す現象をいう。原因としては消化器疾患によるものと,他臓器の疾患から反射的に起るものや中枢性のものがある。胃疾患では,胃炎,胃癌,胃潰瘍などで起りやすく,癌や潰瘍で幽門が狭窄すると頻発する。腸疾患では,イレウス (腸閉塞症) ,虫垂炎などによく起る。そのほか,胆石発作や急性膵炎でも嘔吐が起りやすい。中枢性のものとしては,不快感や頭蓋内圧亢進,尿毒症や妊娠中毒症などのほか,船酔いやメニエール症候群などの迷路刺激によることもある。

嘔吐
おうと
La Nausée

フランスの哲学者,作家サルトルの小説。 1938年刊。主人公の内的体験を日記の形で書き記した一種の哲学小説で,彼アントアーヌ・ロカンタンは周囲の事物,人間,そして自分自身に対してときどき不可解な吐き気を感じ,その原因を探るうち,それらがすべてなんの存在理由もなくそこにあるということからくるのだと悟る。作者がのちに唱える実存主義哲学がすでにその姿を現しているが,力強い表現と具体的で興味ある挿話とにより,哲学的考察の抽象性を感じさせない。

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普及版 字通 「嘔吐」の読み・字形・画数・意味

【嘔吐】おうと

吐く。

字通「嘔」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

栄養・生化学辞典 「嘔吐」の解説

嘔吐

 胃内容物が強制的に食道,口腔を経て排出される現象.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の嘔吐の言及

【悪心】より

…吐き気,嘔気ともいい,今にも嘔吐しそうな不快な感覚をいう。嘔吐に先行することが多い。…

※「嘔吐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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