姥皮(読み)ウバカワ

デジタル大辞泉 「姥皮」の意味・読み・例文・類語

うば‐かわ〔‐かは〕【×姥皮】

昔話で、身に着けると老女の姿になるという想像上の衣。脱ぐと、もと美男美女の姿に戻り、幸福になるとされる。

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精選版 日本国語大辞典 「姥皮」の意味・読み・例文・類語

うば‐かわ‥かは【姥皮】

 

(一)   姿婿()
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「姥皮」の意味・わかりやすい解説

姥皮
うばかわ


()姿()姿姿()()婿


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世界大百科事典(旧版)内の姥皮の言及

【蛇婿入り】より


︿婿︿婿︿︿婿︿︿︿姿

【継子いじめ譚】より

…継子の幸運な結末の話と悲惨な死の話の2系列がある。(1)継娘が山姥(やまうば)のくれた衣装で芝居に行き,殿様に見初められる,シンデレラそっくりの紅皿欠皿(べにざらかけざら)型,(2)殿様の前で歌をよみ比べて実子に勝つ皿皿山(さらさらやま)型,(3)継母にいじめられて盲目になった娘が,捜してきた父親の涙で開眼するお銀小銀型,(4)継母に手を切られるが,背中の児が川へ落ちそうになり助けようとした無意識の行為で,手が再生する手なし娘型,(5)追い出されて宿を借りた山姥に老婆の皮をかぶせられ,大家の下働きになるが美女とわかって,そこの嫁になる姥皮型,(6)底なし袋を持って栗拾いに出され,いっぱいにならず野宿するが,地蔵様に助けられて富を得る地蔵浄土の変形型,などは幸運な結末にいたる話の系列であり,(7)継母に殺されて鳥になる話,(8)墓に生えた竹で造った笛が継母の殺人を歌う話,(9)殺された娘の骨が歌を歌う話,(10)継母に釜ゆでにされるが父が復讐してくれる話,などは悲惨な結末の系列である。このうち(1)のシンデレラ型は,ヨーロッパや中国に広く分布する。…

※「姥皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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