尊敬（読み）ソンケイ

デジタル大辞泉 「尊敬」の意味・読み・例文・類語

そん‐けい【尊敬】

 
﹇名﹈(スル)
1 その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。﹁互いに尊敬の念を抱く﹂﹁尊敬する人物﹂
2 文法で、聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇する言い方。→尊敬語
[類語]︵1︶敬愛・敬(けい)慕(ぼ)・敬(けい)仰(ぎょう)・景(けい)仰(こう)・畏(いけ)敬(い)・崇(すう)敬(けい)・崇拝・私(しし)淑(ゅく)・傾倒・心酔・心服・敬服︵―する︶敬(うやま)う・敬(けい)する・尊(とうと・たっと)ぶ・崇(あが)める・仰(あお)ぐ・慕(した)う  

そん‐きょう〔‐キヤウ〕【尊▽敬】

［名］(スル)「そんけい（尊敬）」に同じ。
「人望を得て諸人の―を受くるのみならず」〈鉄腸・花間鶯〉

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精選版 日本国語大辞典 「尊敬」の意味・読み・例文・類語

そん‐きょう‥キャウ【尊敬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そんぎょう」とも。「きょう」は「敬」の呉音 ) ＝そんけい（尊敬）
    1. [初出の実例]「四衆之倫、尊敬集二法庭一」(出典：性霊集‐八（1079）孝子為先妣周忌図写供養両部曼荼羅大日経講説表白文)
    2. 「女よろこびて其後は此夫を生神のやうに尊敬(ソンキャウ)しければ」(出典：浮世草子・諸国心中女（1686）四)

そん‐けい【尊敬】

  1. 〘 名詞 〙 他人の人格、思想、行為などをすぐれたものとして尊び敬うこと。そんきょう。〔文明本節用集（室町中）〕
    1. [初出の実例]「政事家となりて郷里の人々に尊敬(ソンケイ)せらるるを」(出典：花間鶯（1887‐88）〈末広鉄腸〉中)
    2. [その他の文献]〔礼記‐曲礼上〕

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普及版 字通 「尊敬」の読み・字形・画数・意味

【尊敬】そんけい

 
敬う。︹礼記、曲礼上︺するに侍坐するときは、席を餘す︵離れる︶こと無(なか)れ。
字通﹁尊﹂の項目を見る。
  

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