小腹（読み）コバラ

デジタル大辞泉 「小腹」の意味・読み・例文・類語

こ‐ばら【小腹】

腹。腹についての、ちょっとしたことについていう。「小腹がへる」「小腹が痛む」
[類語]むかっ腹・やけっ腹

ほ‐がみ【小＝腹】

したはら。
「―さしつつ、こときりきりと病む」〈伽・福富長者〉

しょう‐ふく〔セウ‐〕【小腹】

したはら。下腹部。

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精選版 日本国語大辞典 「小腹」の意味・読み・例文・類語

こ‐ばら【小腹】

 

(一)〘 名詞 〙 ( ﹁こ﹂は接頭語 )
 (二)① 腹について、ちょっとした作用が起こるときにいう。→こばらが立つ・こばらを立つ。︹和英語林集成︵再版︶︵1872︶︺
 (三)② 下腹部。恥丘をさして俗にいう語。ほがみ。
(一)[初出の実例]﹁胸骨の下を鳩尾(みぞおち)といひ臍下を小腹といふ﹂(出典‥小学読本︵1874︶︿榊原・那珂・稲垣﹀二)
  

こ‐がみ【小腹】

  1. 〘 名詞 〙 ＝このかみ（小腹）
    1. [初出の実例]「ますますに、ぢとうどのこかみをかけられ候へば、ごりゃうにえあんどせず候」(出典：高野山文書‐建治元年（1275）一〇月二八日・阿氏河庄上村百姓等言上状)
 

ほ‐がみ︻小腹︼

 

(一)〘 名詞 〙 下腹。このかみ。こがみ。
(一)[初出の実例]﹁小腹 ホカミ﹂(出典‥伊呂波字類抄︵鎌倉︶)
  
 

しょう‐ふくセウ‥︻小腹・少腹︼

 

(一)〘 名詞 〙 下腹(したはら)。こがみ。このかみ。ほがみ。︹解体新書︵1774︶︺ ︹釈名‐釈形体︺
  
 

こ‐の‐かみ︻小腹︼

 

(一)〘 名詞 〙 下腹(したはら)。こがみ。ほがみ。︹十巻本和名抄︵934頃︶︺
  

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普及版 字通 「小腹」の読み・字形・画数・意味

【小腹】しようふく

下腹。

字通「小」の項目を見る。

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