成唯識論(読み)ジョウユイシキロン

デジタル大辞泉 「成唯識論」の意味・読み・例文・類語

じょうゆいしきろん〔ジヤウユイシキロン〕【成唯識論】

世親せしんの「唯識三十頌ゆいしきさんじゅうじゅ」について、護法らインド十大論師が施した注釈を集大成したもの。玄奘げんじょうが漢訳して10巻に収めた。法相ほっそう中心的論書。

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精選版 日本国語大辞典 「成唯識論」の意味・読み・例文・類語

じょうゆいしきろんジャウユイシキロン【成唯識論】

 

(一)()
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「成唯識論」の意味・わかりやすい解説

成唯識論
じょうゆいしきろん


()6594()10()()()()()()()()



1954

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「成唯識論」の意味・わかりやすい解説

成唯識論
じょうゆいしきろん
Vijñaptimātratāsiddhi-śāstra

 
 

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世界大百科事典(旧版)内の成唯識論の言及

【春日版】より

…毎版面の右すみに開版の年代,寺名,願主,施主,彫工などの名が隠刻されているが,普通は印刷のさい刷りこまれない。現存のものでは,寛治2年(1088)模工僧観増の刊記のある《成唯識論(じようゆいしきろん)》10巻(残巻,正倉院蔵),元永2年(1119)模工僧延観の刊記のある《成唯識論》巻十(京都守屋家蔵)などが古いほうである。このほか春日版と称されるもののうちには,建暦2年(1212)刊《瑜伽師地論》100巻,承元3年(1209)刊《法華経普門品》3333巻,嘉禄年間(1225‐27)に刊行された《大般若波羅蜜多経》600巻など,質量ともにすぐれたものがある。…

※「成唯識論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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