精選版 日本国語大辞典 「春野」の意味・読み・例文・類語 はる‐の【春野】 〘 名詞 〙 春の野原。春の姿になった野原。《 季語・春 》[初出の実例]「河上のつらつら椿つらつらに見れども飽かず巨勢の春野(はるの)は」(出典:万葉集(8C後)一・五六)「髪虱ひねる戸口も春野かな」(出典:俳諧・文化句帖‐元年(1804)一二月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「春野」の意味・わかりやすい解説 春野はるの 静岡県西部,浜松市北東部の旧町域。赤石山脈の南部,天竜川の支流気田川中流域にある。 1956年犬居町と熊切村が合体して春野町が成立。 1957年気多村と合体。 2005年浜松市に編入。 2007年政令指定都市化に伴い天竜区の一部となった。中心集落は南部の堀之内で,中世の地頭天野氏の拠点,犬居城 (乾城) があり,その西端に秋葉の火祭りで有名な秋葉神社がある。中部の気田は製材業が行なわれ,1880年代の終わりに,日本最初の木材パルプの生産を行なった王子製紙気田工場が建設された地として知られる。京丸のアカヤシオおよびシロヤシオ群生地は国指定天然記念物。一部は天竜奥三河国定公園,奥大井県立自然公園に属する。 春野 はるの 高知県中部,高知市南西部の旧町域。高知平野の南部,仁淀川下流の左岸に位置し,土佐湾に面する。 1969年町制。 2008年高知市に編入。江戸時代に野中兼山が用水路を開いて以来の農耕地帯。米作,新高梨 (にいたかなし) をはじめとする施設園芸が行なわれる。近年は都市化が進んでいる。四国八十八ヵ所第34番札所種間寺,観音正寺などが知られるほか,県立総合運動公園があり,プロ野球球団のキャンプ地となっている。北部は鷲尾山県立自然公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
改訂新版 世界大百科事典 「春野」の意味・わかりやすい解説 春野(静岡) (はるの) →浜松[市] 春野(高知) (はるの) →高知[市] 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報