更級日記(読み)サラシナニッキ

デジタル大辞泉 「更級日記」の意味・読み・例文・類語

さらしなにっき【更級日記】

 
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精選版 日本国語大辞典 「更級日記」の意味・読み・例文・類語

さらしなにっき【更級日記】

 

(一)()()
 

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改訂新版 世界大百科事典 「更級日記」の意味・わかりやすい解説

更級日記 (さらしなにっき)


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「更級日記」の意味・わかりやすい解説

更級日記
さらしなにっき


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18 1971 1980

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百科事典マイペディア 「更級日記」の意味・わかりやすい解説

更級日記【さらしなにっき】

 
1()106013()40
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「更級日記」の意味・わかりやすい解説

更級日記
さらしなにっき

平安時代中期の日記文学。菅原孝標女 (すがわらのたかすえのむすめ) の著。寛仁4 (1020) 年 13歳のとき,任果てて上総から帰京する父に伴われての旅から,ほぼ 40年間のことを,康平1 (58) 年に夫の橘俊通に死別したのちの寂寥のなかで記した回想記。前半,少女時代には,物語,特に『源氏物語』への強い憧憬を記しており,竹芝伝説なども書きとめている。近親者との別離や死別,あるいは宮仕え,結婚を経て,現実に落胆しながらも,夢や,狂おしいまでの物詣でを繰返し記して,神仏に頼みをかける。常に何かに憧憬し期待して生きた女の生涯の記録で,平安時代中期の下級貴族の娘の生活記録としても貴重。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「更級日記」の解説

更級日記
さらしなにっき

平安時代の日記文学。菅原孝標(たかすえ)女の作。1059年(康平2)以降成立。中流貴族の家に生まれ,物語に憧れつづけた女の自伝。作者は13歳のとき父の任国上総国から上京した。その旅路の記録と以後約40年間の京都生活を,晩年夫の死後に回想したもの。歌が102首あり,歌集的な部分もある。光源氏のような男性との恋愛の夢も,宮仕えで出世するという願いもかなわず,平凡な結婚生活と経済的な安定を得た人生を後悔しつつ回想する。作者の人生が平凡であるがゆえに時代をこえて読者の共感をよぶ。定家自筆本(御物本)が唯一の証本。「日本古典文学全集」「新日本古典文学大系」所収。

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旺文社日本史事典 三訂版 「更級日記」の解説

更級日記
さらしなにっき

平安中期,菅原孝標 (たかすえ) の娘の自伝的文学
1060年ころ完成。1巻。13歳のとき父の任国上総国(千葉県)から帰京する記事に始まり,宮仕え・結婚・夫と死別してからの生活を回想風に記す。非現実的な物語的世界への憧れと浄土欣求 (ごんぐ) の心情が流れている。

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とっさの日本語便利帳 「更級日記」の解説

『更級日記』

菅原孝標女(たかすえのむすめ)作。康平二(一〇五九)年頃成立。東国で生まれ育った少女が『源氏物語』に憧れて上洛の旅に出るところから、物語世界を夢想した若き日々を後悔し、仏道に傾斜していく晩年までを、回想的にたどった自伝。

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世界大百科事典(旧版)内の更級日記の言及

【源氏物語】より

…草子地は《源氏物語》の表現性を多元的に拡大するための重要な手段なのである。
[本文史,研究史]
 作者の執筆過程には不明な点が多いが,確実に分かっているのは,1008年(寛弘5)11月以前に少なくとも若紫巻まではでき上がっていたことと,《更級日記》には,1021年(治安1)に菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)は叔母からその54帖をもらい受けたとあることである。その完成は1010年代の初めころであろう。…

※「更級日記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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