村上浪六(読み)ムラカミナミロク

デジタル大辞泉 「村上浪六」の意味・読み・例文・類語

むらかみ‐なみろく【村上浪六】

 
18651944()()()  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「村上浪六」の意味・読み・例文・類語

むらかみ‐なみろく【村上浪六】

 

(一)()()
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

20世紀日本人名事典 「村上浪六」の解説

村上 浪六
ムラカミ ナミロク

 

 





1111(1865)



19(1944)121







 ( )



=,,



1823便24退29退11


 

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「村上浪六」の意味・わかりやすい解説

村上浪六 (むらかみなみろく)
生没年:1865-1944(慶応1-昭和19)


1890便91︿20︿︿18961906-08

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「村上浪六」の意味・わかりやすい解説

村上浪六
むらかみなみろく
(1865―1944)

小説家。大阪府堺(さかい)に生まれる。本名信(まこと)。別号ちぬの浦浪六、眠獅庵(みんしあん)主人。1890年(明治23)『報知新聞』の校正係となり、翌年森田思軒(しけん)編集長の勧めで処女作『三日月』を発表、好評を博す。『奴(やっこ)の小万(こまん)』(1892)、『後の三日月』(1894)、『侠客神髄妙法院勘八(みょうほういんかんぱち)』(1926)などは、町奴の男達(おとこだて)「侠」をモチーフとし、いわゆる「撥鬢(ばちびん)小説」とよばれた。また、純粋な激情をもって権力に立ち向かい、意地を貫いて死んでゆく『破太鼓(やれだいこ)』(1892)や、木賃宿の生活を描いた『八軒長屋』全三巻(1906~08)などが注目される。

[山崎一穎]

『『明治文学全集89 明治歴史文学集(1)』(1975・筑摩書房)』『木村毅著『明治文学夜話近代精神と文壇』(1975・至文堂)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「村上浪六」の意味・わかりやすい解説

村上浪六【むらかみなみろく】

 
()1890便()︿()
 

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「村上浪六」の意味・わかりやすい解説

村上浪六
むらかみなみろく

[生]慶応1(1865).11.1. 和泉,堺
[没]1944.12.1. 東京
小説家。本名,信。小学校卒業後,県令や政治家の家に寄食して官途についたが,20歳でやめ,転々とした。 1890年報知新聞社に入社,翌年『三日月』を書き,幸田露伴の変名と目されるほどの好評を得た。次いで『井筒女之助』 (1892) ,『奴の小万』 (92) など巷の任侠者を多く描いて「撥鬢 (ばちびん) 小説」の名を生んだ。ほかに,明治の理想社会を描いた『当世五人男』 (96) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村上浪六」の解説

村上浪六 むらかみ-なみろく

1865-1944 明治-大正時代の小説家。
慶応元年11月1日生まれ。明治24年「郵便報知新聞」に連載した「三日月」で流行作家となる。のち「東京朝日新聞」にうつり,撥鬢(ばちびん)小説とよばれた一連の任侠ものを発表。昭和19年12月1日死去。80歳。和泉(いずみ)(大阪府)出身。本姓は兼松。本名は信(まこと)。別号にちぬの浦浪六。作品はほかに「当世五人男」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「村上浪六」の解説

村上 浪六 (むらかみ なみろく)

生年月日:1865年11月1日
明治時代;大正時代の小説家
1944年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android