物情（読み）ブツジョウ

デジタル大辞泉 「物情」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐じょう〔‐ジヤウ〕【物情】

 
1物のようす・性質。
2 世人の心情。世間のありさま。﹁物情騒然﹂
[類語]世相・世態・風俗・世情・流俗・習俗・風習・手(てぶ)風(り)・社会現象・風紀  

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精選版 日本国語大辞典 「物情」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐じょう‥ジャウ【物情】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 物の有様。物事の状態。
(一)[初出の実例]﹁為レ虚二物情一不二相怨一、乗レ吹遙度浪中天﹂(出典‥文華秀麗集︵818︶下・江上船︿仲雄王﹀)
 (二)[その他の文献]︹舒元輿‐牡丹賦︺
 (三)② 世間の有様。世人の心情。人心。
(一)[初出の実例]﹁方今案物情、東寺者本公験灼然之上、常領及八十九歳也﹂(出典‥古梓堂所蔵文書‐延長七年︵929︶七月一四日・伊勢国飯野荘太神宮勘注)
 (二)﹁要は物情平穏に属するを見るのみ﹂(出典‥東巡録︵1876︶︿金井之恭﹀四)
 (三)[その他の文献]︹後漢書‐爰延伝︺
  

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普及版 字通 「物情」の読み・字形・画数・意味

【物情】ぶつじよう（じやう）

 
世情。魏・康︹釈私論︺、欲するに(つな)がれず。故に能く貴賤を審(つまび)らかにし、物にず。物順す。故に大ふ無し。
字通﹁物﹂の項目を見る。
  

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