(読み)タシラカ

デジタル大辞泉 「甕」の意味・読み・例文・類語

たしらか【×甕】

水を入れる土製素焼きのうつわ。大嘗会だいじょうえのときなどに天皇の手水ちょうずの水を入れる。

みか‐わ【×甕】

みか(甕)」に同じ。
「天の―にこもりて」〈祝詞・出雲国造神賀詞
 

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精選版 日本国語大辞典 「甕」の意味・読み・例文・類語

み‐か【甕】

 

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(一)[]()(850)
 

みか‐わ【甕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「わ」は「輪」で円形のものの意か ) =みか(甕)
    1. [初出の実例]「天の𤭖和(ミカワ)に斎(い)みこもりて」(出典:延喜式(927)祝詞(出雲板訓))

たしらか【甕】

  1. 〘 名詞 〙 天皇の祭具一つ。手を洗うための水を入れる素焼のかめ。
    1. [初出の実例]「水部一人執多志良加」(出典:貞観儀式(872)三)

か【甕・瓮】

  1. 〘 造語要素 〙 ( 「け(笥)」の変化した語か ) 飲食物を盛る器。形状、材質などには関係なく容器類の総称として、上代に用いられた。「ひらか(平瓮)」「みか(甕)」

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改訂新版 世界大百科事典 「甕」の意味・わかりやすい解説

甕 (かめ)


︿︿1525cm27l1m使︿jarurn


西使12m使西


20便使2西1

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「甕」の意味・わかりやすい解説


かめ


()()()()()()使()使()()()()便()使使


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山川 日本史小辞典 改訂新版 「甕」の解説


かめ

土器や陶器製の容器。壺や瓶子(へいし)などとともに古くから使われていたが,酒などの液体容器を甕とよぶようになったのは中世以降のこと。液体のほか,穀物の貯蔵や漬物用などに幅広く用いられる。死体埋葬にも使われ,弥生時代に北九州地方で用いられた大型の甕棺が著名だが,民俗例では伊豆諸島の一部などで死体を甕にいれた例がある。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

防府市歴史用語集 「甕」の解説

 煮炊きに使う土器です。

出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報

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