デジタル大辞泉 「発頭」の意味・読み・例文・類語 ほっ‐とう【発頭】 [名](スル)1 先に立って物事を企てること。「西光が陰謀を―した為めであるかのような」〈菊池寛・俊寛〉2 「発頭人」の略。 はつ‐がしら【発頭】 漢字の頭かしら(冠)の一。「発」「登」などの「癶」の称。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「発頭」の意味・読み・例文・類語 ほっ‐とう【発頭】 (一)〘 名詞 〙 (二)① ( ━する ) 事を起こす、企て起こすこと。 (一)[初出の実例]﹁西光が陰謀を発頭した為めであるかのやうな事を云ふ﹂(出典‥俊寛︵1921︶︿菊池寛﹀) (三)② 能楽で、地謡(じうたい)の音頭をとる人。地頭(じがしら)。 (一)[初出の実例]﹁くせまいうたい出候時は、其うたい、ほっとう一人にうたわせ申候てよく候﹂(出典‥禅鳳雑談︵1513頃︶上) (四)③ ﹁ほっとうにん︵発頭人︶﹂の略。 はつ‐がしら︻発頭︼ (一)〘 名詞 〙 漢字の頭(かしら)の一つ。﹁発﹂﹁癸﹂﹁登﹂などの﹁癶﹂の部分をいう。字典では﹁癶﹂部に属する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例