皮膚(読み)ヒフ(英語表記)skin

翻訳|skin

デジタル大辞泉 「皮膚」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ふ【皮膚】

 
()()調
[]()()()()()()()()()()()()  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「皮膚」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ふ【皮膚】

 

(一)  
(二) 
(一)[](717)
(二)[]
(三) 
(一)[]()(1650)
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「皮膚」の意味・わかりやすい解説

皮膚 (ひふ)
skin


11

 epidermisdermis21papilla

 

 

 4調

 調調


調tela subcutanea

10201mm0.10.2mm

 210沿

 3melanocyte510%調

28mm2





 1 2 3 湿4 5 6 7 8 


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「皮膚」の意味・わかりやすい解説

皮膚
ひふ
skin

体表面を覆っている連続した膜状の器官で、口や肛門(こうもん)などの開口部で粘膜に移行する。身体の内部環境の恒常性を維持し、また体内の異常を反映させるなど、複雑な機能を営む特殊な器官である。

[川村太郎]

形態




 1.621.4320.2()8

 ()()()

 ()()()()()

 ()()()沿

 

 退()

 

 ()()()


発生

表皮ケラチノサイト、毛嚢、脂腺などの上皮細胞は、胎生期表皮(外胚葉(がいはいよう)由来)から生ずる。真皮の血管および結合組織は間葉に由来する。ランゲルハンス細胞も間葉に由来することが定説となっている。神経およびメラノサイトは、外胚葉由来の神経堤から生ずる。

 なお、皮膚に固有の物質は硬ケラチンおよび軟ケラチンであり、いずれも多量のシスチンを含有する線維タンパク質で、長いポリペプチド鎖がS‐S結合によって横につながっている。

[川村太郎]

生理


2調

 ()調

 


動物の皮膚


()()()()()()()()1綿()

 

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「皮膚」の意味・わかりやすい解説

皮膚【ひふ】

 
13() 1.6m2()()()()調
 

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皮膚」の意味・わかりやすい解説

皮膚
ひふ
skin; cutis; derma

体表をおおう被膜。 (1) 表皮,真皮,皮下組織に分けられ,付属器として汗腺,皮脂腺,爪,毛などがある。表皮は上皮組織から成り,4~5層に分けられる。表皮細胞は最下層の基底層で新生し,次第に上昇して最上層の角質層ではがれ落ちる。真皮は結合組織から成り,乳頭層と網状層に分けられる。皮下組織は主として脂肪組織である。血管は真皮に,神経終末装置は真皮深層から皮下組織にかけて存在する。皮膚の表面には皮膚小陵,皮膚小溝と呼ばれる高まりと溝があり,指紋はこれで形成される。皮膚の役割は,体表にある器官として種々の外的障害から体内を守ること,接触する外界の状況を探知する感覚器であること,体温調節や老廃物の排泄をすること,皮膚呼吸を行うことなどである。 (2) 脊椎動物の皮膚は外胚葉性の表皮と,中胚葉性の真皮および脂肪組織を含む繊維性の皮下組織からできている。そして表皮の粘液層に由来する皮膚腺,真皮内に生じる骨鱗,表皮が角化した爪,角,甲,また羽毛や毛髪などが付属している。哺乳類の皮膚腺には皮脂腺と汗腺とがある。皮膚の機能には体内部の保護のほかに,汗腺などによる分泌,排泄,皮下の触覚小体による感覚,また呼吸,体温調節などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「皮膚」の読み・字形・画数・意味

【皮膚】ひふ

 
()()()

 

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

知恵蔵 「皮膚」の解説

皮膚

 
(0.10.3mm)4()()(23mm)()()  
(   2007)
 

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

栄養・生化学辞典 「皮膚」の解説

皮膚

 体表面を覆う組織.表皮と真皮がある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の皮膚の言及

【皮∥革】より

皮膚
[原料皮]
 たんに原皮ともいい,ウシ,ヒツジ,ヤギ,ウマ,ブタ,シカなどの哺乳類のほか,ワニ,トカゲなどの爬虫類が用いられるが,なかでも牛皮の使用量がひじょうに大きい。 原料皮は,その大きさによりハイドhideとスキンskinに区別する。ハイドは大動物(ウシ,ウマなど)の皮で,アメリカ,カナダ規格では皮重量25ポンド(約11kg)以上のもの,スキンはそれ以下のもので,幼動物または小動物(子ウシ,ヒツジ,ブタなど)の皮をさす。…

【体温】より

…体温を一定に保つといっても,その変動幅を狭い範囲にとどめる必要があるのは体内部,具体的には脳と胸腔・腹腔である。体表層部,とくに四肢で暑さ寒さに応じて皮膚温が高くなったり低くなったりすることは日常経験するところで,むしろこのように表層部の温度が変化することによって体内部の温度を一定に保っているのである。そこで体温を表層温と深部温に分けよう。…

【表皮】より

…生物体の体表をおおう組織。動物では皮膚や粘膜の上皮をいう。発生学的には外胚葉に由来する。…

※「皮膚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android