知者（読み）チシャ

デジタル大辞泉 「知者」の意味・読み・例文・類語

ち‐しゃ【知者／×智者】

 
1知恵のすぐれた人。道理をわきまえた人。
2 ︵智者︶仏語。悟りの智(ち)慧(え)を開いた者。仏。
[類語]︵1︶知識人・インテリ・インテリゲンチア・知識階級・文化人・教養人・有識者・識者・物知り・生き字引・知恵袋  

ち‐さ【知▽者／×智▽者】

「ちしゃ（知者）」の直音表記。
「名ある―どもなど召して」〈宇津保・国譲下〉

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精選版 日本国語大辞典 「知者」の意味・読み・例文・類語

ち‐しゃ【知者・智者】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 知恵のすぐれた人。道理に精通した立派な人。かしこい人。賢人。愚者に対していう。ちさ。
(一)[初出の実例]﹁智者興遊何日月、芳菲風景顧帰辰﹂(出典‥法性寺関白御集︵1145か︶浮水落花多)
 (二)﹁世の宝は医者智者(チシャ)福者といへり﹂(出典‥浮世草子・西鶴織留︵1694︶四)
 (三)[その他の文献]︹易経‐繋辞上︺
 (三)② 仏語。
(一)(イ) 悟りの智慧を開いた者。仏をいう。
(一)[初出の実例]﹁当に凡夫所愛の身を捨て智者の所楽の大慈悲を可受﹂(出典‥観智院本三宝絵︵984︶上)
 (二)(ロ) 仏の教えに明るい人。智慧高才の僧。高僧。善知識。ちさ。
(一)[初出の実例]﹁諸の高名の智者怪しびて、一向に問ひ試む﹂(出典‥日本霊異記︵810‐824︶下)
  

ち‐さ【知者・智者】

  1. 〘 名詞 〙 ＝ちしゃ（知者）
    1. [初出の実例]「僧綱たち、名あるちさどもなど召して、論議などせさせ給ふ」(出典：宇津保物語（970‐999頃）国譲下)

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普及版 字通 「知者」の読み・字形・画数・意味

【知者】ちしや

 
道理を知る人。︹論語、子罕︺知は惑はず、仁は憂へず、は懼(おそ)れず。
字通﹁知﹂の項目を見る。
  

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