石綿(読み)イシワタ

デジタル大辞泉 「石綿」の意味・読み・例文・類語

いし‐わた【石綿】

 
使()綿()()()()使  


せき‐めん【石綿】

いしわた」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「石綿」の意味・読み・例文・類語

いし‐の‐わた【石綿】

  1. 〘 名詞 〙ほこりたけ(埃茸)」の異名
    1. [初出の実例]「松が根まくら石の綿とる〈信徳〉」(出典:俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)延宝五之冬)
 

綿

 

(一)   綿使1763
 

せき‐めん【石綿】

  1. 〘 名詞 〙いしわた(石綿)〔鉱物字彙(1890)〕

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化学辞典 第2版 「石綿」の解説

石綿
イシワタ
asbestos


綿綿4綿H2Mg3Si2O3綿NaFe(SiO3)2FeSiO3綿Ca(MgFe)3(SiO3)4綿(FeMg)SiO3綿綿綿綿10.011 μm 0.51 mm 198030t使綿綿1988綿2005綿

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知恵蔵 「石綿」の解説

石綿

アスベスト」のページをご覧ください。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石綿」の意味・わかりやすい解説

石綿
せきめん
asbestos

繊維状を呈するマグネシウムに富む含水ケイ酸塩鉱物で,各種工業用材に用いられるものの総称。ミルボード,石綿スレートなどの建材原料,防火材,耐火材,保温材,断熱材,電気絶縁材,電解膜用材,ブレーキライニング用材など用途は広い。鉱物組成上で2種に区分される。一つはクリソタイルを主とする石綿で,温石綿 (蛇紋岩質石綿) と呼ばれ,産出量が多く工業的に最も広く利用されている。良質のものは糸や織物になる。他の一つは角閃石質石綿で,繊維は弱いが,化学薬品に強い。両者とも蛇紋岩中に脈状になって産出する。世界の産額の過半をカナダが占めているが,旧ソ連地域,ジンバブエ,アメリカのアリゾナ州,スイスなどにも大規模な鉱床がある。日本では北海道の日高山地に産するだけで,ほとんどを輸入に頼っている。近年,発癌性が問題とされるようになり,その使用が規制されている。

石綿
いしわた

石綿」のページをご覧ください。

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リフォーム用語集 「石綿」の解説

石綿

繊維状鉱石で耐火性・断熱性に優れ、断熱材や保温材などに用いられてきたが、現在は発ガン性や大気汚染などの問題で使用が規制され、ノンアスベスト製品が主流となっている。吹付石綿を使用した既存建物の解体に伴う石綿の飛散防止対策などが問題になっている。

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改訂新版 世界大百科事典 「石綿」の意味・わかりやすい解説

石綿 (いしわた)


石綿 (せきめん)

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百科事典マイペディア 「石綿」の意味・わかりやすい解説

石綿【いしわた】

アスベスト

石綿【せきめん】

アスベスト

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動植物名よみかた辞典 普及版 「石綿」の解説

石綿 (イシワタ)

植物。ホコリタケ科の腹菌類,薬用植物。オニフスベの別称

石綿 (イシノワタ)

植物。ホコリタケ科のキノコ。ホコリタケの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の石綿の言及

【アスベスト】より


綿chrysotile綿

【石綿症】より


綿綿()綿使綿

【アスベスト】より


綿chrysotile綿

※「石綿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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