私有教会(読み)しゆうきょうかい(英語表記)Eigenkirche[ドイツ]
ecclesia propria[ラテン]

改訂新版 世界大百科事典 「私有教会」の意味・わかりやすい解説

私有教会 (しゆうきょうかい)
Eigenkirche[ドイツ]
ecclesia propria[ラテン]


西89西退退107121213jus patronatusincorporatiounio

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「私有教会」の意味・わかりやすい解説

私有教会
しゆうきょうかい
Eigenkirche

 
89  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の私有教会の言及

【キリスト教】より

…文化(ギリシア)と軍事(ゲルマン)と宗教(キリスト教)との統合は,普遍主義を志向するカトリック教会によって初めて成ったのである。 ゲルマン人の教会はローマ人の都市型の組織的な〈司教の教会〉と異なり,農民の私的所有権と自主性を保持する〈私有教会〉で,設立者たる君主の支配をうけ,司教の叙任や会議の召集もその所有者の意志に従わねばならなかった。これが君主の権力の増大とともに地方教会となり,カール大帝のもとで国教となったのであるが,中世に固有な教会と国家の問題は教会のこの特質のなかで発生した。…

【シュトゥッツ】より

…スイスのチューリヒに生まれ,ベルリン大学で学んだ後,バーゼル,フライブルク,ボン,ベルリンの各大学で教え,ベルリンで没した。綿密な考証と優れた洞察力とをもって教会派の歴史に光を当て,〈私有教会〉の概念の提唱者となったほか,教会法の真に歴史的な研究の必要性を説き,近代的教会法史学の祖となった。主著に,《教会聖職禄制度の歴史》《私有教会》(ともに1895),《教会法》(1904),《教会法史》(1905)などがある。…

※「私有教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android