突厥文字(読み)トッケツモジ(英語表記)Tū jué wén zì

デジタル大辞泉 「突厥文字」の意味・読み・例文・類語

とっけつ‐もじ【突×厥文字】

 
3919  

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精選版 日本国語大辞典 「突厥文字」の意味・読み・例文・類語

とっけつ‐もじ【突厥文字】

  1. 〘 名詞 〙 突厥碑文に記された古代チュルク語の文字。通説ではセム系のアラム文字に由来するとされるが、ソグド文字に由来するとする説もある。一九世紀末デンマークの言語学者トムセンによって解読された。

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改訂新版 世界大百科事典 「突厥文字」の意味・わかりやすい解説

突厥文字 (とっくつもじ)
Tū jué wén zì


使1893V.L.P.38

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「突厥文字」の解説

突厥文字(とっけつもじ)


()V.189385

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百科事典マイペディア 「突厥文字」の意味・わかりやすい解説

突厥文字【とっくつもじ】

 
8945()2106
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「突厥文字」の意味・わかりやすい解説

突厥文字
とっけつもじ
Tu-jue wen-zi; T`uchüeh wên-tzü

 
568 () ()  

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「突厥文字」の意味・わかりやすい解説

突厥文字
とっけつもじ

突厥碑文で用いられている古代トルコ文字。新しく創出されたいくつかの文字を除き、大部分はセム語系のアラム字母に基づくとされるのが通説であるが、最近の研究によると、突厥文字の起源はソグド文字にあると思われる。音韻その他の点でトルコ語に巧みに適合しているので、この文字の採用は突厥碑文の立てられた8世紀をかなりさかのぼると思われる。5世紀ごろの採用と考える学者もいる。1893年デンマークの言語学者トムセン(1842―1927)が解読した。

[護 雅夫]

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旺文社世界史事典 三訂版 「突厥文字」の解説

突厥文字
とっけつもじ

突厥民族の用いた文字
中央アジアで用いられていた初期ソグド文字が,モンゴルに伝わって分派を発生させたもの。19世紀末になってオルホン碑文が発見され,トムセン(1842〜1927)・ラドロフ(1837〜1918)らが解読に成功した。北方系民族の残した最古の記録として言語学上からも重要。

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世界大百科事典(旧版)内の突厥文字の言及

【キルギス族】より


63使()82Köl Teginqïrqïz

【中央アジア】より


()貿使 9101415

【トルコ族】より


6西8()︿

※「突厥文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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