文字(読み)モジ

デジタル大辞泉 「文字」の意味・読み・例文・類語

も‐じ【文字】

 

1 
2 
︿
3 ()()
︿
4 
︿
5 西︿
6 
[]1()()()()()()()()()()  

もん‐じ【文字】

もじ(文字)」に同じ。「十文字」「だい文字

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精選版 日本国語大辞典 「文字」の意味・読み・例文・類語

も‐じ【文字】

 

(一)[1]    (  )
(一) 
(一)[](9171050)
(二)(970999)
(二) 
(一)[]︿(905914)
(三) ()
(一)[](1331)
(四) (  ) ()
(一)[](10)
(五) 
(一)[](1486)
(二)(西187071︿)
(六) 西1775
(七) (  ) 
(一)[]()(1768)
(二)[2]    
(一)[](1474)
 
 

 

(一)  
(二) [  ]117781
(一)[](1271)
(二)[]
(三) [  ]
(一)[]()(1424)
(四) [  ]
(一)[](1283)
(二)()()(185763)
(五) [  ]
(一)[]()(1915︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「文字」の意味・わかりやすい解説

文字 (もじ)




︿︿

 使

 ︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿

 ︿︿1︿︿︿︿︿︿ςσ︿Aa︿︿grapheme

調tone調

 

 ︿︿︿︿︿︿︿orthography︿nightknightmailmale︿

 ︿︿︿︿UNESCObitbinary digit︿︿︿︿︿︿spelling pronunciation

 使

4︿

︿︿︿︿hieroglyph︿

 ︿︿34

︿︿boustrophedonB

 

 ︿︿

︿ideogram︿phonogram︿︿︿11

︿word writinglogograph︿︿21221︿

︿syllabic writing︿︿3mora1111︿︿2/wa/︿/o/︿/zu/︿11︿

︿alphabetic writing︿︿atama511使1212

saram︿︿s︿a︿r︿a︿m

 ︿ka︿ta︿ma︿yaa︿a︿i︿u︿e︿ā︿i︿u︿e︿kā︿ki︿ku︿ke︿kka︿kta︿ktya︿kma︿kmya

 ︿

︿︿

 ︿64︿︿

 ︿Latin alphabetaleph︿beth︿西13

 30001使2000-12001500-700

 1




︿︿︿︿︿︿︿︿ba︿︿︿︿︿︿︿︿西

 7西310001928412︿︿︿︿︿︿

 使使

 ︿hieratic︿demotic使

 

 西2019ReTiYgi西19

     kk`

 ntt`

 mpp`


  

便

 ︿︿︿使

 ︿

 ︿︿

 

︿︿︿︿使

 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「文字」の意味・わかりやすい解説

文字
もじ

「もんじ」ともいい、言語を点や線の組合せで単位ごとに記号化するもの。

[日下部文夫]

本質


writingliteracynotationcharacter沿沿80quatre-vingts()80()()mnɲŋNnjɯ:3yuuiuyû1()

 

(1)orthography3

(2)phonological notationphonemes

(3)transcription便J. C. Hepburn

(4)transliteration1989ISO

(5)orthoepical notation'pinyin'

(6)international phonetic signs()


類型


()

(1)consolidated writinglogographydeterminativephonetic indicatorphonetic complements()()(i)1()()()()()22(ii)()()()()hieroglyph()cuneiformacrophony1ideogramsphonograms

(2)concatenate writingasyllabary(i)(ink)B (patēr) (māter)(ii)(a-aT-Ti)(iii)3KTB()便diacritic marksquasi-alphabet(iv)()balphabet(i)(ii)

 ()1letter


系統


pictography()()()()()rebus

 使31()ŠŠMWŠMW使()()()西ΑΒΓ(αβγ)915


機能

ヒトは、言語とともに生きてきたすえに、ここほんの5、6000年前に、文字を手にした。そこで初めて言語単位を客体としてつかまえた。文字は、いまも人類社会にしみわたりつつあり、変容しつつあり、意識的に操作される新しい文化財として文明を開きつつある。ことばが対人関係の現場から放たれて、記録をもつことになった。主観が客観に移され、歴史時代の扉があき、文明への幕が開かれた。(1)語意識の定着も、音韻単位の抽出も文字表記が呼び覚ました。同時に、識字対非識字および固有文化対文明化の課題が芽生えた。(2)文字以前は情感共有の韻文時代、それ以後に情報集積の散文時代に入った。かつて文化に結晶して生活の場によみがえっていた伝承は、記録となって時代を刻み、個別の事例を跡づける資料となって、文明を築く手段となった。文字は、まず記帳や契約や記念の用具であり、神殿や行事の管理者、暦や倉庫の番人として、書記が生まれるのにつれて育った。神話や英雄譚(たん)は、それまでは歌い継がれて人々の間で理想化していった。しかし、文字記録は、ときには書き手自身に迫るほどの遡及(そきゅう)性があり、個別の時や所や人を記しとどめて跡づけることになった。(3)文字には、記録とともに伝達の働きがあり、ことばを限りない空間と時間に広げ、死んだ言語にも再生の機会を与えた。(4)文字表記は、また、その原本の保存に加え、早くから複製技術を発達させた。個々の筆写から筆耕生の組織、そして、印刷術から今日のコンピュータ・メモリーに至る。いずれにせよ、作者の名もとどめながら、文書・書籍は、独自の社会性を獲得して、読者においてよみがえる。読みは無声化し、やがて内面化する。(5)文献は、統制をもたらし、広い地域をまとめ、時を隔てて、一つの政治・経済のもとに運営する中央集権をたやすくする。漢字は官僚組織を固め、ギリシア文字やローマ字も古代帝国を内から支えた。(6)地縁・血縁に強く結び付いていた民俗信仰が世界宗教に置き換わるときにも、それを推進する用具となった。仏教における梵字や漢字、原始キリスト教とギリシア文字、ローマ正教とラテン字母、ギリシア正教とキリル文字、エジプトのコプト教とコプト文字、イスラム教とアラビア文字。それぞれに強く結び付いている。(7)共同体の習俗・伝承が、文字を媒体として、教育者の指導を仰ぐ学習に譲るようになった。宮廷をめぐる史官や僧による読み書き・算盤(そろばん)の教育から写字生養成に及び、やがて、寺子屋を経て、近代の学校制度につながった。(8)言語は民族文化の基盤である。そのうえに方言の別さえあって、地域性が強い。文字は、文明流布の用具として諸言語の表記に奉仕する国際性をもつ。いくつかの言語の間でもまれながら文字体系は進化を促され、字母文字として結晶する。そこで、語形分析の道が開かれ、言語ごとの独自性に沿う表記が可能になった。いずれの言語、いずこの方言にもそれにふさわしい表記が許されて、民族語の自立が一定の文字表で保証される。(9)聴覚に障害のある人に文字はそのまま有効であり、視覚の障害には、字母で設計された点字が用意されている。書記言語は、健常者と障害者とを結び付ける媒体となって、社会を支えている。

 文字は、かならず公共性をもち、天文、気象、地誌、統計を扱い、戸籍、履歴、辞令、病歴、業績、諸契約から著作、特許に及ぶ登録によって個人を社会的に確認させる。そこには、人権の尊重と抑圧との両面の働きがみられるが、近代的自我は読み書きの普遍化によってしか確立しない。文字にとって、個我の客体化と、時間・空間の超克、多文化包括および語形への消え去らない遡及性こそ本質的な機能といえよう。

[日下部文夫]

運用


19801524691143873220080791500011使

 西使便

 


将来


languenotationphonemegrapheme使20NHKUABC

 21()()



319804 1975西5 1981A1987E19581978F1987195119782 19791985

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百科事典マイペディア 「文字」の意味・わかりやすい解説

文字【もじ】

 
11111()西使使
 

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「文字」の解説

文字(もじ)


使()()()2B6

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文字」の意味・わかりやすい解説

文字
もじ
writing

 
 letter; character () 2  

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旺文社世界史事典 三訂版 「文字」の解説

文字
もじ

意思・思想などを視覚によって伝達する手段となる記号で,表意文字と表音文字に大別される
絵文字から象形文字をへて単記号へ,表意文字から表音文字へと進んだ。エジプトの神聖文字(ヒエログリフ),メソポタミアの楔形 (くさびがた) 文字,中国の甲骨文字・漢字など,古代文明の発祥地の文字はその典型である。こののち,シュメール人によって発明された楔形文字は,バビロニア・アッシリア・ヒッタイト・シリア地方に伝達され,しだいに単純化されつつ土着の言語表記に使用され,ペルシア帝国(アケメネス朝)に至ってほとんど表音文字化した。神聖文字(ヒエログリフ)は神官文字(ヒエラティック)から民衆文字(デモティック)へと略字体化したが,一国にとどまり,他のオリエント諸国との相互伝達には楔形文字を使った。クレタ−ミケーネ文明の線文字の場合,ほとんど記号化・表音化されている。シリアでは前2000年紀後半にフェニキア文字・ウガリット文字・アラム文字がアルファベット化され,フェニキア文字はギリシア−アルファベットの母体,アラム文字はパルティアをへて突厥 (とつけつ) 文字・ソグド文字・ウイグル文字など東方文字の母形となった。漢字は中国周辺諸国で長く使用され,日本ではこれを簡略・表音文字化した「かな」が生まれた。

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普及版 字通 「文字」の読み・字形・画数・意味

【文字】もんじ・もじ

 
()()

 

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「文字」の解説

文字

かなや英数字などのこと。キャラクターとも呼ばれる。多くのコンピューターでは、ANK文字は1バイト、漢字やかなは2バイトのデータで表される。

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世界大百科事典(旧版)内の文字の言及

【言語】より




 ︿︿()()

【表意文字】より

…絵文字が発展して象形文字になり,ついで1字形が言葉の一つの概念あるいは一つの意味単位に対応する段階になって,表意文字は成立した。漢字は代表的な表意文字であるが,多くの場合1字形が1単語を表記するため,表語文字logogramとも呼ばれる。…

【表音文字】より

…言葉を音声面と関連づけて表記する文字をいい,表意文字に対する。単音ごとに表記する単音文字と音節単位で表記する音節文字に分類できる。…

※「文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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