窒素肥料(読み)チッソヒリョウ

デジタル大辞泉 「窒素肥料」の意味・読み・例文・類語

ちっそ‐ひりょう〔‐ヒレウ〕【窒素肥料】

窒素を主成分とする肥料。植物の茎・葉の発育を促進する。尿素硫安・塩安・硝安チリ硝石石灰窒素など。

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精選版 日本国語大辞典 「窒素肥料」の意味・読み・例文・類語

ちっそ‐ひりょう‥ヒレウ【窒素肥料】

  1. 〘 名詞 〙 窒素分を主要成分とする肥料。植物体の、細胞の原形質を形成する蛋白質をつくるため、硝酸イオンアンモニア化合物を供給するもの。硫安・塩安・石灰窒素・尿素・堆(たい)肥など。〔現代大辞典(1922)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「窒素肥料」の意味・わかりやすい解説

窒素肥料
ちっそひりょう


使使尿


硝酸塩類


使湿便


アンモニウム塩類

水溶性で速効的であるが、土によく吸着されるので流亡しにくく、吸湿性もあまり大きくないのでもっともよく使われている。おもなものに硫安、塩安、リン安などがあり、陰イオンの違いによって肥効に多少の差がある。たとえば、硫安は秋落ちしやすい老朽化水田には向かず、塩安はいも類などデンプン質作物には向かない。

[小山雄生]

尿素

有機物であるが肥効は通常の場合アンモニウム塩と大差がない。水溶液がイオンでないため土壌に吸着されにくく雨水で流されやすい。しかし施用後は炭酸アンモニウムに変わり、土に吸着されやすくなる。窒素当りの値段は安く、生理的にも中性で葉面散布にも使用できる利点がある。

[小山雄生]

シアナミド態窒素肥料

石灰窒素があり、アルカリ性で肥効はアンモニウム塩に比べすこし遅い。生物に有毒で、この毒性を利用して微生物や小動物を制御するのに使われるなど農薬効果をあわせもつ特徴のある肥料である。

[小山雄生]

緩効性窒素肥料

肥料成分の流亡を防ぐため開発された窒素肥料でグアニル尿素(ジシアンジアミドを酸性溶液中で加水分解して得た塩)、ウレアホルムホルムアルデヒド加工尿素)、IB(尿素とイソブチルアルデヒドの混合物)などがある。土の中で分解してアンモニアを生成するのが遅く、窒素成分がゆっくりと効く。肥効をコントロールしやすいコーティング肥料被覆肥料)の利用が増えている。

[小山雄生]

タンパク態窒素を含む肥料


使使

 使使


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改訂新版 世界大百科事典 「窒素肥料」の意味・わかりやすい解説

窒素肥料 (ちっそひりょう)
nitrogen fertilizer


尿尿尿

 19180230NaNO3190613=

 N2ONO2NH3

 尿

 %3050%30%10a3kg50kg1020kg/10a

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化学辞典 第2版 「窒素肥料」の解説

窒素肥料
チッソヒリョウ
nitrogenous fertilizer


尿1920
(1)N21 N24 N34 (N 18)(NaNO3N 1516)()(N 1519)(N 0.40.6)
(2)尿CO(NH2)2N46CaCN2N 2023
(3)尿(N 40)
(4)(N40)(N 48)

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百科事典マイペディア 「窒素肥料」の意味・わかりやすい解説

窒素肥料【ちっそひりょう】

 
尿
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「窒素肥料」の意味・わかりやすい解説

窒素肥料
ちっそひりょう
nitrogenous manure

窒素を主成分として含む肥料。魚粉,油かすなどは有機質窒素肥料であるが,化学肥料としては,硫安,塩安,尿素,石灰窒素,硝安,硝石などがある。硝酸態窒素肥料は硝酸ナトリウムの形態で存在する窒素を主成分とするもので,速効性であるが,土壌から溶脱しやすいので畑作に用いられることが多い。硫安,塩安,尿素,高度化成肥料のように,窒素をアンモニアの形で含有するアンモニア系窒素肥料が,需要は伸びている。

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世界大百科事典(旧版)内の窒素肥料の言及

【肥料工業】より


1843J.B.J.von1920=1913=

※「窒素肥料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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