絶息（読み）ゼッソク

デジタル大辞泉 「絶息」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐そく【絶息】

 
﹇名﹈(スル)
1 息が絶えること。絶命。
﹁よし鉄拳制裁の為に―しても﹂︿漱石・吾輩は猫である﹀
2 絶えて、なくなること。
﹁未(いま)だ回復の手段―ならざるを察し﹂︿利光鶴松・政党評判記﹀
[類語]死ぬ・永逝・死亡・死去・死没・長逝・永眠・往生・逝去・他界・物故・絶命・大往生・お陀仏・死する・辞世・成仏・昇天・崩御・薨去・卒去・瞑目・落命・急逝・夭折・夭逝・亡くなる・死する・没する・果てる・眠る・瞑(めい)する・逝(ゆ)く・斃(たお)れる・事切れる・身(みま)罷(か)る・先立つ・旅立つ・急死する・頓(とん)死(し)する・横死する・憤死する・息を引き取る・冷たくなる・敢(あ)えなくなる・世を去る・帰らぬ人となる・不帰の客となる・死出の旅に出る・亡き数に入る・鬼籍に入る・幽明境(さかい)を異(こと)にする・黄(こう)泉(せん)の客となる・命を落とす・人死に・物化・罷(まか)る・くたばる・絶え入る・消え入る・はかなくなる・絶え果てる・空しくなる・仏になる・朽ち果てる・失命・夭死・臨終・ぽっくり・ころり・突然死・即死  

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精選版 日本国語大辞典 「絶息」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐そく【絶息】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① ( ﹁息﹂は﹁やむ﹂の意 ) 絶えやむこと。絶えてしまうこと。
(一)[初出の実例]﹁未だ回復の手段絶息ならざるを察し﹂(出典‥政党評判記︵1890︶︿利光鶴松﹀一)
 (二)[その他の文献]︹史記‐始皇本紀︺
 (三)② 息の絶えること。死ぬこと。絶命。
(一)[初出の実例]﹁両度の深手に弱りけん、賊忽ち絶息(セッソク)︵︿注﹀イキタヘ︶せり﹂(出典‥新聞雑誌‐一八号・明治四年︵1871︶一〇月)
  

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普及版 字通 「絶息」の読み・字形・画数・意味

【絶息】ぜつそく

死ぬ。

字通「絶」の項目を見る。

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