総力戦(読み)ソウリョクセン

デジタル大辞泉 「総力戦」の意味・読み・例文・類語

そうりょく‐せん【総力戦】

国家や組織の全分野にわたる力を一つに集めて行う戦い。

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精選版 日本国語大辞典 「総力戦」の意味・読み・例文・類語

そうりょく‐せん【総力戦】

  1. 〘 名詞 〙 国家や組織の人的、物的、精神的な、すべての力を動員して行なう戦い。
    1. [初出の実例]「戦闘員、非戦闘員の区別は、総力戦時代にどうして区別出来るか」(出典:百万人の科学(1939)〈竹内時男〉一五)

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改訂新版 世界大百科事典 「総力戦」の意味・わかりやすい解説

総力戦 (そうりょくせん)


20

 11914-18193521939-45123

 11937338194010145331


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「総力戦」の意味・わかりやすい解説

総力戦
そうりょくせん
total war




 191438()1918La guerre totale1935Der totale Krieg使()

 total war

 

1981

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「総力戦」の意味・わかりやすい解説

総力戦
そうりょくせん
total war

国家の総力を結集した戦争。現代の戦争にあっては単に軍隊が戦うだけでなく,交戦国は互いにその経済,文化,思想,宣伝などあらゆる部門を戦争目的のために再編し,国民生活を統制して国家の総力を戦争目的に集中し,国民全体が戦闘員化するにいたる。このような状況から総力戦という言葉が生れた。第1,2次世界大戦がその典型的事例である。総力戦は長期持久の消耗戦となり,国民総動員の名のもとに老人婦女子まで生産,輸送などに動員される一方,戦闘員,非戦闘員の区別なく攻撃する戦略爆撃による生産,交通の破壊が重要な手段として用いられるようになり,戦争の惨禍も極度に増大するようになった。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「総力戦」の解説

総力戦(そうりょくせん)
total war



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山川 日本史小辞典 改訂新版 「総力戦」の解説

総力戦
そうりょくせん

第1次大戦によりうまれた新しい戦争の形態または概念。戦闘員による戦闘のみが勝敗を決める要因ではなく,国家全体の経済力・技術力・軍事力・政治力をいかに効果的に戦争指導に結びつけるかが重視された。日本でも大正期から第1次大戦参戦国の戦時動員形態の研究が行われ,1926年(昭和元)陸軍省の整備局動員課設置,満州事変後の広義国防国家の提唱,38年の国家総動員法の制定などへと進んだ。

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百科事典マイペディア 「総力戦」の意味・わかりやすい解説

総力戦【そうりょくせん】

 
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世界大百科事典(旧版)内の総力戦の言及

【国家総動員】より



【第1次世界大戦】より


16424302 

※「総力戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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