デジタル大辞泉 「兵力」の意味・読み・例文・類語 へい‐りょく【兵力】 1兵員数・兵器数などの総合力。戦闘力。﹁兵力を増強する﹂ 2 国際法上、戦闘に従事できる資格を有する人々の集団。 [類語]戦力・武力 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「兵力」の意味・読み・例文・類語 へい‐りょく【兵力】 (一)〘 名詞 〙 軍隊の力。兵隊・兵器などの総合力。戦闘力。また、国際法上、戦闘に従事できる法的資格を認められる人々の集団。陸軍・海軍・空軍などの正規のものと民兵・義勇兵・群民兵などの非正規のものとがある。 (一)[初出の実例]﹁彼になびきしたがひしものどもは、ただ其兵力をおそれしが故なり﹂(出典‥読史余論︵1712︶一) (二)[その他の文献]︹戦国策‐魏策三︺ 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「兵力」の意味・わかりやすい解説 兵力へいりょくarmed force 広くは兵員のみならず兵器、軍艦、航空機などの性能や数量から引き出される直接戦闘力をさすが、国際法上は交戦資格を有する人々の集団を意味する。兵力は一般に陸軍、海軍、空軍からなる正規のもののほか、不正規兵をも含みうる。不正規兵としては、従来、民兵および義勇兵団のほか、未占領地域で侵入軍隊に抗敵する群民兵も認められた。最近ではより包括的に、軍隊は部下の行動についてその国に責任を負う指揮の下にあるすべての組織された武装兵力からなるとされ、その国が敵国により承認されていない政府または当局によって代表されている場合も同様である。このような軍隊は、国際人道法の規則の遵守を強制する内部規律制度に服しなければならない。 ﹇藤田久一﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例